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◆空海の声に導かれて



●遠山宣丞について!



将来外航船の船乗りになるべく、船舶通信士養成の学校に5年間通い、第2級無線通信士の資格を取る。
その後、ひょんなことから人生行路を転換し(第1級無線通信士は2科目残して断念)、空海の声に導かれて陽と陰の研究をし、陽陰姓名術(命名/改名は天使の占い)・家系術を開発する。
現在、「天使の占い」「名前分析学研究会」の運営をしている。


●名前分析学研究会(陽陰姓名術)について!

すべてのことには原因があります。種なくして花も咲かないし、実もみのりません。
原因があって、ある結果や結論というものが出てきます。

陽陰姓名術という変な名前にも原因があります。原因は"空海さん"なのです。

"何で空海さんが原因なの?"思われると思いますが、空海さんが出発点になったことは、私にとって間違いのない事実なのです。

私が空海さんに出会ったのは、1984年の東映制作の「空海」と言うことではありません。
それよりズーと以前のことなのです。
どうして名前分析学研究会(陽陰姓名術)を始めたのか? 何でですか? どうしてこんな事始めたのですか?

会う人ごとに良く聞かれます。
それで、私はこう答えることにしています。
"空海さんが教えてくれたのですよ!"そう言うと、聞いた方は不思議な顔して"ふーん?"と首をかしげて、それで話は終わります。

"ウソだろう!"どこかで疑問を持っておられる様子が見られます。
けれど、これは本当なんです。と言っても、自分だけの体験ですから信じるかどうかは皆様次第…………………。


●出生の話!

こういう話をするには、ちょっと私の出生から話す必要があると思います。
私が誕生したのは1952年です。と言うことで年齢はばれてしまいますね!

母親は、結婚しても身体が弱かったせいか、子供になかなか恵まれませんでした。
そこで、母親はそこら中の神社仏閣に、子宝に恵まれるというご利益のあるところには全部"願"をかけて回っていました。
それから、近くの温泉に通っては一生懸命弱い身体を治そうと必死でした。

そして、7年後に懐妊したことが分かったのです。
そして、やっとの思いで生まれたのが"この私"なのです。
母親いわく「それからの3年間は、瞬きのような一瞬の出来事であった」と述懐しております。

皆様にもそう言った経験はいろいろとあると思います。
誰しもこういう小さいときの思い出やら経験というのはあるものなのです。特に不思議なことではありません。
しかし、もう少し私の小さい時に付き合って下さい。

小学生の頃です。
突然、原因不明の関節痛に悩まされるようになりました。
街の名医に診てもらっても、大病院に行ってもわからず、ついに母親は祈祷師にたのみに行ったそうです。
そこでの祈祷と治療はひどいものでした。全身の関節に梅干しをすりつぶしたものを塗り、その上から"お灸"をするのです。
その熱いことといったら、子供心に今でも覚えているくらいですから大変でした。
今でも、関節のあちこちには、そのときの"お灸"の跡があります。

大きくなると、朝夕に神仏に手を合わす母親に疑問を持って、特に「福沢諭吉」の本を読んでからは、"神仏が本当にいるなら、自分に災いがあるはずだ"と思って、家の中の神様のお札を全部集めて、庭で焼いてしまったこともあります。でもその時は、すぐには何も起こりませんでした。

しばらくしてから不思議な夢を見たのです。
人間の何倍もの大きさの"真っ白いキツネ"が家の前の道を、神社の方から歩いてくるのが見えたのです。
それで怖くなって、すぐに玄関を閉めて鍵をかけました。
しかし、その"真っ白い大きないキツネ"は、お構いなく玄関いっぱいになって、入ってきたのです。"どうしよう、どうなるんだろう!"と、ふるえていました。


●夢!

それからです。夢でうなされるようになったのは!
不思議な夢を見るようになったのです。
うなされるのは自分では覚えていないのですが、皆が"何だかとってもうなされていたよ"どうしたの"と言うので、うなされているのだろうと思います。
その証拠に夢の後は、ものすごく疲れるのです。

それはいつも夢の中で、何かに、誰かに追われ続けているのです。
追いつめられて、追いつめられて、危ないところで夢が覚めるのです。
そして、しばらく平穏な日々が続くと思うと、また何か分からないものの声に、追われ追われ続けるのです。
最初は崖っぷちや、谷の吊り橋、今にも転落しそうなところを追われます。
走って逃げれば、その後から道が消えていくのです。

そんなことが何年も続くと、その次には難しい数式を解くように迫られます。
数字の持つ意味を解けなどと難問が出されて、追われます。
山や谷を逃げながら答えを出さなければならないのです。
もし、答えを出さなければ、その場で殺すと脅されます。それは恐ろしい声がするのです。

そう言う追われ続ける夢を見続けると、だんだん寝るのが怖くなります。
何年かたったあるとき、いつものように床につくと、またあの夢を見ます。
いつものようにまた逃げています。
山から谷へと吊り橋を渡り、海へ出ます。吊り橋は渡る瞬間から崩れていきます。
この数字を解けないなら命はないぞと迫られます。
そして、もう絶体絶命の時、真っ暗な中に、海鳴りの音、波の音だけが聞こえる真の闇に向かって、思わず叫びました。

"いったいあなたは誰ですか?"

真の闇の中いっぱいに声が響き渡りました。"こんはい!"

確かにそう聞こえました。
そして、すぐに夢から解放されたのです。
この"こんはい"と言う声は何だろうと忘れることが出来ずに、心に留め置きました。
不思議なことに、この夢を最後に、もう追われ続ける夢は見なくなっていたのです。

その後仕事が忙しくなり、夢のことはすっかり記憶の外にありました。
占いは仕事柄、興味があったと言うよりは、使っていました。宝飾関係ですから、どうしても"魔よけ""幸運"など、宝石の持つ大きな伝統的、歴史的な意味が大切になってきたからです。

それで、少しづつですが、いろいろな占いや東洋哲学的なことは研究していました。
ある時、仕事でアメリカにしばらく滞在していたときのことです。
日本との食習慣の違いにとまどいながらもやっとなれてきた頃です。ボストンの近郊都市にウースターというところがあります。

とってもいい街ですが、そのダウンタウンを歩いていたときです。
突然、心臓の鼓動が速くなっていったのです。普通に歩いているのに、心臓だけが速くなり苦しくなるのです。
ついにその場でうずくまってしまいました。
たまたま通りがかった家族がアンバランスカーを呼んでくれたおかげで助かったのですが、おかげで1週間入院して日本に帰りました。病名はどうも、発作性の頻脈であったかと思われます。


●空海

このときから再び夢を見るようになりました。
たくさんの僧侶が出てきて、荘厳な祭壇の前に縦2列に並んで読経を唱えています。
私はと言うと普通の姿なのですが、(僧侶ではない)何とその僧侶の一人一人の頭に手を当てて、何かを唱えているのです。まるで、私がその僧侶達を指導しているかの様でした。

そう言う夢を見たかと思えば、突然高速道路が出てきて、場所はアメリカです。
縦横無尽に高速道路が走る超近代的な場面です。車が猛スピードで走っています。
そんな場面で、一瞬にして高速道路は無惨にも倒れ、一転して廃墟の場面に変わります。

そんな廃墟の崩れかかった一軒家に、ゴミの山のような中に一人端座する僧侶がいました。
彼こそ、この廃墟を救う人物であるというのです。

その人物の所に近づくと、そのまま共に空中を飛んで、その僧侶は私に様々な世界を見せてくれました。
悲惨な惨状をそのまま見せられたのです。

そして突然場面は変わり、多くの人が集まるようなのです。
その為に、私はマイクの準備をしています。こういうことが毎夜続くのです。
そして、私はベッドの枕元にノートとペンを置くようになったのです。
そして、夢の中でいろいろな人が現れて、それは皆天使みたいな人達でしたが、少しずついろいろなことを教えてくれるようになったのです。

それからです。夜中にふっと目が覚めて、気がついたことをノートに書き留めるようになったのは!! そして、ある時風呂に入って何気なく浴室の湯気で曇った壁に人差し指で、大きな円を描いていました。
大きな円を一つ、二つ、三つ目を描いていた時です。
体中に電流のようなものが走りました。
瞬間的に頭の中が真っ白になったかと思いましたが、その時すべてがわかったような気がしたのです。

今までの疑問がすべて解けたように思えたのです。
頭の中にとてつもなく大きなキーができたのです。それからです。
必死になって今までためたノートのキーセンテンスを読み返しまとめていったのです。

このときの考えが、姓名分析学研究会・陽陰姓名術の考え方の基礎になっているのです。

縁というものは不思議なものでございます。
それからふっと息抜きの為に立ち寄ったビデオショップで目にとまったのが、北大路欣也主演の東映映画"空海"でした。何となくそれを借りて見たのです。

ビデオの中で、主演の北大路欣也の空海が発した言葉に驚いてしまったのです。
あまりの驚きに、何度もその場面を巻き戻して見ました。
それは"こんはい!"の言葉でした。"こんはい!"……… 
夢の中で自分を追いつめ、何かを知らしめようとした人物、その声の主は、確かに"こんはい!"と言ったのです。
この"こんはい!"とは、空海の中国的発音であったのです。

そうです!!

私を導き、何かを伝えようとした声の主こそ"空海"の声であったのです。
今その伝えられたことのほんの一部をここに、姓名分析学という形で表してみることにしました。
時が来るならば、もっといろいろとわかるようになるかもしれません。
夢の中で、空海や様々に現れた天使達が伝えたかったことの表現方法が「姓名分析学・陽陰姓名術」なのです。