未来・ビジネスパーソン・ビジネスマン

●経済数と人生

①経済数とは何だろう
②経済数で知っておくこと
③仕事数との関係
④人気数はどんな関わりがあるか?
⑤人生の成功を経済数から見たとき


◆テーマ 経済数について!

経済というのはどういう意味なのだろうか?
経済というのは、中国の古典の「経世済民」から出たことばである。世を治め民を救うという意味である。経は織機の経糸を表し、物事の筋道を示すことになる。済は「整え終わるの意味」があり、成就・実現の意味となる。
ですから、経世済民は物事の筋道を立てて、民の物事が成就するということになる。転じて、政治、経済、統治、行政全般をさすことになる。そこから、経済は世の中の基本となる金融や産業全般の動きを表す言葉へと変わっていった。基本となる蓄財ができるようになれば、すべての大切なものが可能になるのだ。

★★テーマ・経済数について★★
■経済数で知っておくこと

1)経済数とは何だろう?

◆経済数と金運の違い:
経済数と金運は全く思想が違う。
経済数は経世済民思想から来ているのである。金運というのは個人を中心としてお金が儲かるかという利己的なところがある。その辺の考え方が違うということは、運目式の鑑定も全く異なってくるということになる。

自分だけがお金を儲けるという思想と、お金を活かすという経世済民の考えは似ているようで相容れないところがある。
お金はお互いが「give」という発想である。だから、流通していく。流通してこそお金なのである。また、お金というのは消費というよりは投資という考えが根底にある。

消費という考えの根底にあるのは「take」だけである。だから、お金は本当の意味で流通しない。そのお金を流通させるために、消費のための対策などが必要になってくるということだ。だから、消費者のままでいると日本経済はよくならない。みんなが投資家になる必要があるということだ。

その投資ということであるが、何に投資するのかということである。投資家というと大金持ちの資産家が投資をするという発想を抱くのであるが、そうではない。どんな小さなことでも投資だ。生活の一こま一こまが投資の連続であるといえる。

見えない投資と見える投資がある。
自分という将来への投資も見えない投資だ。教育に金をかけるというのも投資だ。株なども投資であるが、ここではそんなダイレクトなことだけが投資とは思っていない。食材を買うのも投資である。それは自分の体への健康への投資になる。
投資というのは原因と結果を考えるということなのである。

金運というのは自分の経済とは何の関係もないただの金集めにすぎないのである。だから、経済を考えるということであれば、先ずの自分自身の経済から考えなければならないということになる。

◆経済数Aと経済数Bの役割:
経済数Aは財を集めるための投資ということだ。
どういうことかというと、財が自分に集まってくるためにはどんなことをすればいいのかということになる。自分は財を集めるどんな運勢を持っているかということなのだ。

だから、経済数Aだけでは財を集める投資はできないということになる。当然に仕事数とも関係があるし、人気数とも関係がある。集める投資という考えがわかれば、当然自分の経済活動がどんな活動になるかということがわかってくるようになる。

経済数Bは財を使うための投資である。
簡単にいえば投資になる財の使い方ということである。昔よくおばあちゃんからいわれた「生き金」「死に金」という考えはよく当たっているといえる。この生き金こそ、投資が価値を発揮することになり、死に金は投資が無価値だけではなく帰って価値を下げるということにつながるのである。

使うための財が集めるための財につながっていくという連鎖を作り出せるような使い方が「生き金」ということになるのだ。そうすれば、「give」という思想が結果的に「take」へとつながっていくことになる。

◆経済数AとBのバランス:
実はこのバランスこそ生命線なのだ。経済数のバランスというのは、プラスマイナスでゼロになるという話ではない。
バランスがとれるというのは、同じ回廊を回りながら角度が上がっていく螺旋階段のようなものである。だから一つまわるごとにレベルがアップしていくものでなければならないということである。

これがバランスということである。同じ位置では停滞になり、そのままいけば確実にレベルは下がっていくことになる。そこが問題だ。位置がアップしなければバランスがいいとはいえないのだ。同時に、経済数の内容もアップしていかなければならない。

バランスというのは、位置と内容の連続線が螺旋階段になりレベルアップが常に計られていくということを意味している。
ちょうど、遠心力と求心力が一致していることがバランスになり、そのベクトルが変わることで球形運動に発展していくことと同じである。2次元の円形運動ではない。球形運動になるというのがバランスがとれているということの本当の意味である。

2)経済数で知っておくこと

◆経済数とはお金の扱い方を学ぶところ
変な言い方かも知れませんが、経済数というのはそれ自体で決まってしまっているものではなくて、自分にあった経済の運営の仕方を学んでいくところなのです。
お金を流通させるということが中心なのです。この流通量を拡大するための自分の方策を学ぶ必要があるということです。

世の中はよく「give」and「take」といいますが、経済数の運用という点では、「give」and「give」ということになります。「take」は結果ということです。
だから、結果を見つめただけの運用というのは、うまくいかないのです。何を与えられるかということなのです。
それでお金の流通ということだけを考えていても経済というのは上手くならないというわけです。

ここでは、仕事数と人気数に社会的な性格が加わってきます。流通させる量的な拡大をしなければならないからです。財に対する質の問題がお金を集めるという投資であり、お金を使うという投資の問題なのです。

質と同時に量の問題を解決しなければ、経済がよくなるということはいえないのです。だから、社会から学びながら社会のシステムの中で自分にあった経済運営というものを学びながら、最善のものを取り入れて、質と量の拡大を図らなければならないというわけなのです。

サラリーマンで収入が既に決まっているという方は、財の質という問題だけになりますから、量的な拡大は望めないのです。可能性は、組織の中で出世し高収入を得ることのできる地位に就くしかないのです。

結局、経済をよくするということは、質と量の問題の解決ですから、サラリーマンの方でも「起業」という考え方を持たなければ、質と量の両方を満たした経済運を向上させるということはできないことになります。
そういう意味では「週末起業」「副業」という考え方は、時代にマッチングした考え方のように思います。

何かの形で事業に関心を持ち、準備を進めていかれることが必要です。黙っていても、決して状況は好転しません。 何故かというと、ある日突然に億万長者になるという奇跡は一般には起こりえないからです。

◆人の能力と経済数
人間の能力というのは、全人格的な問題だから何が能力かということは一概には言えないのですが、頭がいいというだけならば、それは能力の一部分に過ぎないということです。

人間の能力というのは、もっと全人格的なものだからこれを測定することはたぶんできないということになります。何故ならば、能力というのは、それに相対する環境やシステムによって異なるからです。

ある場所では優秀な人でも、別の部署に行ったら何もできなかったというのは、その人の能力を引き出す環境圏がなかったということと、自分が自分の能力を発揮するための環境作りに自分が失敗したということもいえるのです。

わかりやすくいえば、高級官僚が民間会社に入って競走したら全く話にならないダメ人間ということはよくある話です。反対に学校の成績はよくなくても社会で重要な働きをしている人はいっぱいいます。
だから能力というのは、一つだけではなくて総合的な人格上の問題と、時代や環境圏が自分の持っているリソースにマッチングしているかということが大きな課題になるのです。

ですから、歴史上で戦乱期の英雄が平和の時代に生きていたら「はみ出しもの」に過ぎないということもあり得るのです。
時代を知り、社会のシステムを知り、そして最後に自分を知るということが自分という人間の能力をどう発揮すればいいかということにつながるのです。

だから財における量的な問題は、人の部分的な能力ではなくて、社会システムの中で効率のいいビジネスを選び、その中でどうやって量的な拡大を図るかということになります。そこに自分と相対するリソースを見つけることが大切なのです。
そこに社会の面白さがあります。大学を出ても財を量的に扱えない人もいれば、学はなくても財を量的に大きく扱える人もいるというわけです。

3)仕事数との関係

◆仕事数は社会的な使命(ミッション)
普通人は仕事というのはそのまま収入の道と考えているのだが、それだけではないのです。
仕事を選ぶときには、この仕事は向いているとか好きだとか嫌いだとか、やってみたい仕事であるとかなどといった別の要素が入ってきます。それでも家族が増えたり様々な生活上の問題が増えると、収入だけを考えた仕事になってしまうことが現実でしょう。

仕事というのは、実は収入の道ではなくて「その人の社会的な使命」が仕事なのです。よく「天職」といわれる。
それは、その仕事を通してその人が果たさなければならない社会的な使命がそこにあるからなのです。

それを無視して収入だけを考えれば、それは単なる金儲けということになってしまいます。その金儲け自体が大変なのだから、社会的な使命と金儲けがごちゃ混ぜになっていても誰も責めることはできないでしょう。そのくらいお金は人が生きるということにかけては大きなウェートを占めているといえるのです。

ではこのミッション(使命)は誰が与えてくれるのでしょうか? 実は誰も与えてはくれないのです。
自分で自分の社会的な使命を選択しなければならないのです。その選択の自由が人には与えられています。それが封建社会では身分というものがその道をふさいでいたことも事実です。
しかし、現代はそういう自由があります。その自由があることが実は人間にとっては素晴らしいことであるけれども問題であるともいえるのです。

選択する権利はあるのですが、それを選択する情報と能力はどうするのかということになります。
そうなると、教育ということが重要になるのです。使命というのは、自分に与えられた責務ということになりますが、その使命を感じ取ったり、確認したりするのも個人の能力なのです。それは教育と訓練によります。

仕事数というのはその職種を限定するものではありません。何故ならば、自分がどんな使命を感じているかは自分で決めることだからです。ただ、どんな姿勢で仕事に臨まなければならないかということが大切になります。
それが実は運勢をつくるキーになるからです。運勢をつくるということは、その仕事に対する姿勢ということになります。現代ではこうして社会的な使命としての仕事を立派に果たすことが収入として認められることになりますから、仕事は収入の面でも使命の面でも重要ということがいえます。

◆仕事数と収入について
中には仕事で社会的な使命を感じることができない人も出てきます。そういう人は様々なボランティア活動を通して、自分の社会的な使命を満足させようとしています。

また、収入の道は収入の道と割り切って、儲けることをしっかりとできるようになってから、自分が本当に使命だと思っていることをライフワークとしてやり始める人もいます。
人生は様々な選択がありますが、一番いいのは収入のことを心配しないようになって自分の社会的な使命を実現するような生き方であると思います。

それを、あの「金持ち父さん・貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキが人の収入に関するカテゴリーを4つにわけて説明してくれています。
①E・・employee(従業員型)
②S・・self employee(自営業者型)
③B・・business owner(ビジネスオーナー型)
④I・・investor(投資家型)

このカテゴリーで①と②は労働収入型ということになります。③と④は権利収入型ということになります。
収入ということを考えると、どのカテゴリーがいいと思いますか?誰もが権利収入の方がいいと答えると思います。

でもその一方で、そんな権利収入が入ってきて、時間が自由にとれて自分がやりたいと考えている使命を果たせる人はごくわずかではないかと考えて、最初からあきらめてしまう人がほとんどではないでしょうか?
そこで成功するということの意味をもう一度考えなければならないと思います。どんなことで成功するのかということになります。

仕事という社会的な使命で評価を得るということが成功の人もいるでしょう!
収入だけ人よりも得られればそれが成功と考える人もいるでしょう!
貧乏でも、社会的な使命を成し遂げることこそ成功と考える方もいるでしょう!
家庭が守られればそれが成功と考える人もいるでしょう!
人のために犠牲になることこそ成功と考える人もいるでしょう!
誰かに奉仕することこそ成功と考える人もいるでしょう!

どんな成功があるにせよ、お金という問題はその全てに関わりを持っているということを忘れてはならないのです。 そしてできれば、社会的な使命を果たすことのできる選択を一人一人ができてこそ人生という意味が出てくるように思います。

4)人気数はどんな関わりがあるか?

◆人気数はどんな関わりがあるか?
人気数はとても重要である。こう書けば何だすべて重要じゃん!といわれるのですが、その通りです。中でも人気数は直接収入、経済に結びついてくるので、適当というわけにいかないのです。人気数が何故収入に結びつくかということになります。

ここは社会での人間関係の結び方を表すところですから、どんな人間関係を結んだらよいかというポイントがしっかりとわかるのです。
ここでずれた人間関係を結んでもどこか人とのつながりがよくなくなります。すると、様々な収入のチャンスが人を通して情報が与えられるのに、それがわからなくなってしまうのです。情報はいつの時代でも「金の卵」ということがいえます。

人よりも早く的確に新しい情報を知ることこそ、自分がいち早くチャンスを掴むことができるようになります。
既に知られている情報はもう価値がなくなっているのです。 だから正しい情報をいち早くキャッチするには、レベルの高い人といい人間関係を築いていないと、そういう価値ある情報は入ってこないことになります。

それに、人はあらゆる意味でコミュニティを結ぶことが習性としてあります。
どんなに孤独を愛すると粋がっていても、結局は人はコミュニティーの中で位置を占めていかねば自分を表現するということができないようになっています。

そういうコミュニティをつくる生き方は、どうすればいいのかということになるのです。そこでの人のレベルで様々なチャンスが生まれてくるということになります。だから、人のレベルを上げていく人間関係ということが必要なのです。

人気数で掴んだチャンスを運命式全体でそれを加工し、実際に収入になっていくかどうかという選択をしていくことになります。 そこで、社会的な使命を実現するチャンスを掴む人もいますし、収入の道を掴むという人もいます。
いずれにしても人との関係のレベルをどうやってスパイラルのようにあげていくかということが、人気数の課題なのです。 そして、それが経済数とどのように連関し、仕事数とどのように関係するのかということが出てくるのです。

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