はっきり言って、総画28画だから全て凶で不幸になると
いうことは言えません。
無理もありません。
色んな本に、数字で凶だ吉だと物差しのように杓子定規に
書いてありますのでそのまま信じると不安になっても仕方ありません。 例えば、特に凶数としてあげられている数字としての
代表的ものは20、26,28,30,34,40,44などです。
ですから、結婚するとそういう画数になったり、
また赤ちゃんのお名前でこういう数字をバランスとしてみて、
良い場合お薦めすると、皆さん抵抗を感じる方が多くて、
逆に驚いています。
この数字を悪の象徴のように、目の敵にしているように
思っている方が意外と多いのです。
数字を吉だ凶だと単純に
決めつけることは出来ないと、私は平素から鑑定をしながら思っています。
むしろそのバランスが問題であると思っています。
吉数、凶数にあまりにもこだわりすぎているのです。
それでは、天使の占い・陽陰姓名術の考え方を
申し上げてみたいと思います。
姓名判断は色々な流派がありますが、
どの流派も数字の吉凶にこだわります。
でも良く考えてみてください。
数字そのものに、善とか悪とかあるでしょうか?
西洋では13数はキリストの受難に関わるので忌み嫌われます。
でも東洋では13数は何も気にもしません。
関係なく使います。
数字の中に善悪、吉凶と断定することがおかしいのです。
イエスかノー、ONかOFFのようにそんなに単純に
決めることの出来ないものです。数字には宇宙の法則の中に隠された暗号があるのですが、
それがすべて吉、凶という内容ではかたづけられません。
吉とか凶は人間の行動の結果の善悪を意味しているので、
主体は人間の考え方で数字ではありません。
数字の持つ意味をどのように活用できるかどうかという問題です。
天使の占い・陽陰姓名術では、数字に吉凶があるのではなくその置かれた位置やその他との数字のバランスによって吉凶が生じると考えています。
そして、数字そのもの意味をとても大切にしています。
その数字の持っている意味が運命式の中のどの位置に置かれているかが問題になります。
それによって、数字の持っている意味が大きく変わってくるからです。
ですから、最初から数字を吉とか凶断定するのではなく、
相対的バランスによって吉にもなり、凶にもなると考えた方が自然な考えと思っております。
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例えば吉数といわれる33数が総画(本姓)にある人でも
同じような意味の3数が他の位置にも重なって沢山あると
凶になります。
強すぎて人の言うことをいっさい聞かない自己中心的な
人になる可能性があります。
ですから33数があるからそれで吉というのは
あまりにも単純すぎます。
そして数字を絶対的、固定的、断定的に決めてしまいますと、
その枠に合わないことが沢山でてまいります。
凶の数字を持った人はすべて不幸にならないといけないこと
になってしまいます。
それでしたら凶数といわれる数字は、いっさい使えないことに
なってしまいます。
もしこのように考えたとき、世の中のすべての総画(本姓)40数を
持った人、あるいは総画(本姓)28数を持った人が不幸に
ならないといけないことになってしまいます。
女性の方で、よくこの28数を持っているので改名した方が
良いかしら?と問い合わせがあります。
数字の吉凶の呪文にかかっているのです。
そう思いこんでいる方が多いのです。
でもすべて28数を持っているから一概に悪いと断定できない
のです。
運命式のバランスでむしろ28数があるからバランスが取れていて
良い方もいるのです。
周りの数字が強烈な強い数字を持っていても28画でそのバランスを
押さえている事もあるのです。
そんな場合、アクセルばかりをふかす所をブレーキをかける働きを
してくれるのです。総画(本姓)28数を持った方で非常にバランスの良い名前を持っていて幸せに暮らしている方を沢山見ています。
ですから絶対的なものではなく、相対的なものと考えた方が
良いと思います。
そういうふうに考えますと、
頭からこの数字は吉、凶ということは絶対的に決まっているということ自体決めつけることがナンセンスになって来るのです。
また、例えば40数が総画(本姓)の場合、この数は凶だから
最初からこれはダメという風に考えられますが、
陽陰姓名術で考えてみますと、そういう風に考えません。
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ですからこのように数字はすべて決まっているのではなく、
その数字と置かれた位置あるいは他の数字の相対的関係の中で、
その力が発揮できるかどうか決まってくるといえるのです。 |
もっと柔軟に数字を捉え、考え用いていくことによって
さまざまな素晴らしいお名前を作り上げることが出来るのです。
一概に28数を持っていたら凶数ということは言えません。
むしろ相性がいい場合もありますから・・・。 |