| 私は２８才ＯＬ、彼は３０才会社員、友達の紹介で知り合い１年目で結婚と言うところまで行ってました。結婚も彼からなかなか切り出さないので、自分から言い出して、じゃあ結婚しょうと言うことになりました。とても優しい彼なので自分のペースでやっていたのです。
結婚式をどこにしょうか新婚旅行をどこにしょうか、彼に相談してもあまり関心を示さないし、あなたの好きなようにしたらいいよと言われ、自分に任せてくれるのは私のことが好きで彼の優しさがそうしているのだと思っていました。
ある時かれの実家の様子を彼から聞いて不安になってきたのです。彼は森林を沢山持っている田舎の資産家の長男と言うことは知っていましたが、田舎のしきたりがしっかり根強く残っていてそれに合わせなければいけないこと。本家筋で親戚がたくさんあつまり、そのお世話をしなければならないこと。
私は、結婚して年がいって老後になってから田舎をつげばいいと思っていて、若いうちは家を建てて都会で暮らそうと思っていたのに、あまりその気がないこと、お母さんはしっかり者。ここまでくると彼はどこまで私を守ってくれるのだろうか、不安になってきたのです。
私の両親は、娘をそんな難しいところに、苦労見え見えの所にやりたくないと言いだしたのです。どんな苦労も乗り越えるだけの２人に強い愛情という絆があればいいのですが・・・。
それほどでもない。
どんどん彼が頼りなくなってきたのです。それでいろいろと彼と話し合ったのですが、その結果、結納する前に別れることに決めました。結婚と決めていたので寿退職したのに・・・・・・。私は、この先どうしたら心を入れ替え再出発出来るのか分からないまま、相談にやって来たのです。
まず彼の性格から分析されて言われたのです。彼はマイナス数ばかりでまさに女性的性格で、自分でもの事を決めるだけのものを持ち合わせていないこと。受け身的で主体性なし、男とは名ばかりで実は女性。
このような人は優しいのが取り柄ですが、反面頼り甲斐が全くなし。優しいと思いこんでいたが、それは自分というものがなく、内容がないので、決断力がなさすぎて勝手に女性の方で決定してあげるしかなかったのです。
こういう人はほとんどマザコンです。自分でものを決めることが出来ないのです。結婚してもずっと肝っ玉母さんのように全部自分で決めてよくて、旦那はいても飾りでよくて、というのであれば結婚は成立するが、そうじゃない場合、不幸の始まり物語である。と言われたのです。
また、こういう場合どんな人が来ても大変である。彼が守ってくれるどころか、あなたにおんぶにだっこ、ひも的存在で彼を親代わりに成長させてあげる内容を持たないといけないと言われた。
そんな男、三行半をあなたから突きつけてやるべきだと言われた。あなたの選択は正しかった。結婚しなかったことは不幸中の幸いだった。
と言われて、結婚しなかったことの選択の正しさを身にしみて感じました。彼の性格がそれほど男として弱いとわかり、結婚後のシュミレーションがわかり、彼との生活はうんざりだと言うことが明確に浮き彫りにされ、結婚しないと決断したことが私の幸せだったことに感謝でした。
何となくそうじゃないかなあと思っていたことを、そのように言われるとしっかりと私の心のあり方が見えてきたのです。私の選択が正しかった。そう思えたことで、心がすーっと晴れ晴れとしてきました。わたしの心のわだかまりと迷いがすっきりし、よーしこれから新しくがんばるぞ！……そう素直に思えたのです。 |
