私達がよく知っているとおり、黒田官兵衛は羽柴秀吉の名参謀として有名です。信長が本能寺の変で殺された後、秀吉の天下獲りの第一歩であった中国大返しは官兵衛孝高の献策と決断があればこそ出来たと言われています。
このように常に秀吉の側にあって軍師の役目を果たした官兵衛孝高とはどんな人物であったのでしょうか。先ず黒田孝高の運命式を見てみましょう。信長と同じように愛情運に魔のドラゴンがいます。
従って彼は愛憎激しく、そのエネルギーは全ての運勢を過烈な方向へと導く力を持っています。本性はトラで男性的積極的で命令的ですが、人気運、心霊運共にタヌキを備えているのは彼が並々ならぬ作戦家、謀略家、それも自分の為の謀略家ということです。
信長のような位置になかった彼は、軍師への道を選びました。官兵衛は自分の立てた軍略の素晴らしさに酔いました。領土、名誉欲よりも自分の軍略の素晴らしさに愛着を感じたのです。
自分が軍略に優れていると思っている彼は、信長を裏切った荒木村重のところへ説得に行って牢に入れられてしまいました。彼は解放されるまでの長い年月、牢の中でじっと耐え忍びました。彼を支えたその執念は愛情運ドラゴンの成せる業と思います。
さて一方の荒木村重はなぜ信長を裏切るようになってしまったのでしょうか。村重の運命式を見てみましょう。先ずドラゴンが人気運にあり、並外れた外交手腕を持っていることを証明しています。秀吉もこのドラゴンを持っています。
しかし村重は本性キツネで細かく神経質、心霊運はウシで頑固一徹。頑固で細かい守り型の性格では、信長の愛情運ドラゴンのすさまじい陽的な魔力の前に、彼はドラゴンの人気運の力を陰的に使ってしまいました。それが信長への反旗という形となって現れたのです。
孝高と村重、孝高の運命は村重のドラゴンの陰的な運勢に引き寄せられ、牢へつながれるようになったのです。 |