■キャリアインタビュー
無料でコピー…現役慶大生起業家
「オーシャナイズ」社長
筒塩快斗(つつしお・かいと)さん
1983年、埼玉県生まれ。2003年4月、慶応大学経済学部入学。
05年11月、「タダコピ」を展開する(株)オーシャナイズを設立、代
表取締役社長に就任。
無料でコピーができたら、という願いをかなえたサービス「タダコピ」
を、東京、神奈川などの大学で展開している。現役の大学4年生、という
もう一つの顔を持っている。
コピー料金が無料なのは、用紙の裏面に企業の広告が印刷されているか
らだ。コピー代を節約したい大学生と、就職サイトなど大学生を狙って宣
伝したい企業との双方の要望をかなえたアイデアだ。
大学1、2年生のころは、「授業にもサークルにも興味が持てず、家で
ゴロゴロしているダメ学生だった」とか。転機は、2年生の終わりの20
05年初めに訪れた。ベンチャー企業の社長と知り合い、自ら事業を起こ
すことに強い興味を覚えた。
その年の秋、新規事業の内容を競うコンテストに参加し、学生仲間が発
案した「タダコピ」のアイデアで優勝。そのときの学生仲間ら5人で11
月に会社を設立し、社長に就任した。「学生に絞って広告を出すメディア
はあまりない。成功する自信があった」
2006年4月に2大学、コピー機2台でスタートし、1年もたたずに
関東を中心に12大学、22台に広がった。会社の所帯も16人に増えた。
しかし、当初は苦労の連続だった。ある大学の関係者に面会を申し込ん
でも、「12月は年末で忙しいと断られ、1月は年始だから、2月は入試
があるから、などと言われ、なかなか会ってもらえなかった」と苦笑い。
営業活動の交通費なども当初は自腹だった。
「でも、みんな笑顔を絶やさず、楽しかった。成功させたい一心だった」
と振り返る。
卒業後も、この仕事を続けていくつもりだ。来年度は大阪や名古屋の大
学にも進出を目指し、売り上げ4億円が目標だ。全国展開の夢が膨らむ。
「能力が決して高くない自分たちでも起業できた。みんな頑張ればきっ
と出来る」。夢を抱く同世代の若者にエールを送る。
(寉田知久)
(2007年2月16日 読売新聞)
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今日のニュースは、インターネット上で掲載されるニュースの中から、その
日の出来事を簡単に占い的に分析をするものです。ですから、事件の内容や
様々ないきさつに言及するものではなく、純粋に運命式からそういうような
事件や出来事に関わるような可能性について簡単に説明するものです。即興
的な文章ですから、その辺を加味してお読みくださればありがたく思います。
◆ベンチャー企業家というのは今ではそう珍しいことではないのだが、現
役の学生で現役の社長というのは珍しいのではないかと思う。しかも社員
は皆現役の大学生。異色の起業だ。
それもアイデアで勝負を賭けた起業である。学生のアイデアで現実の起業
を果たす何てことは、なかなかできることではない。何故それができたの
か?アイデアそのものと、マーケットが大学という限られた中であったか
らだ。それらをふまえた上で起業に踏み切ったのだ。
その中心的な役割を果たしている筒塩快斗さんの占い運命式をみてみたい
と思う。
<筒塩快斗さんの占い運命式>
29 25 32 11 14
16 36 20
23 11 24 14 15
筒塩快斗さんの運命式は、実にベンチャー企業にふさわしい内容をもって
いるからです。
先ず仕事の運勢は、アイデア工夫型で仕事に夢中になります。そしてそれ
を支える細やかな配慮ができる知的な要素をもっています。同時に、リー
ダー的な指導力もあります。それは、性格的に強い主体性と自分の世界を
しっかりと作る想いの強さをもっているからです。
だからこそ、一つの小さなアイデアを一つの企業というレベルまでにもっ
ていくことができたのである。
また、
起業を始めた時期は、ちょうど人のつながりや人の輪をしっかりと作るこ
とのできる運勢期に入っていたからこそこのベンチャーは成功を収めてい
るのではないかと思う。
起業というのはアイデアもさることながら、やはり時と人を得ないと成功
は難しいものなのであると思う。
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