■◇不屈のひみつ
息子の笑顔、歌をもう一度
水越(みずこし)けいこさん
シンガー・ソングライター
「心の中の70%以上を不安が占めていたころもありました。何かを恐れたりせずに生活していける今は本当に幸せです」
1954年山梨県生まれ。78年、「しあわせをありがとう」でソロデビュー。現在は障害者向けの講演やコンサートにも取り組む。
ホームページはhttp://www.mcrew.jp/teto/
10年前、一冊の本を執筆した。
ダウン症の告知
題名は『神さま レイくんをありがとう――ダウン症の子を持って』。
先天的な染色体異常を持って生まれた愛息とのドキュメントだが、母親としての複雑な思いをさらけ出した内容に読者は息をのんだ。出産翌日に「ダウン症候群」と告知を受けた我が子を、あまりの衝撃のため抱っこ出来なかったことや、夫の両親に思わず謝ってしまったこと……。
約1000人に1人の確率で生まれるダウン症は、発達の遅れなどの障害は出るものの、普通に生活出来る。今では一種の体質や個性とも認識されているほど。それでも多くの親たちは、まず悲嘆に暮れ、次に自らを責める。彼女も例外ではなかった。
「嫌な人間でしたが、間違いなく自分の姿だった。思い返すと、今でも息子にはごめんねという気持ちですね」
子供に対する過去の不徳、そして進行形の強い愛情が、痛々しいまでに伝わってくる。
「息子が生まれてから本を出すまでの5年間、どの親にも負けないぐらい自分の子供を愛し、抱きしめてきたという確信があるからこそ書けたと思っています」
水越けいこがシンガー・ソングライターとしてデビューしたのは78年。派手なシングルヒットを連発するタイプではないが、常にアルバムは好セールスを記録し、コンサートホールは満杯になった。
結婚後も歌手は続け、92年に出産。順風が吹いていた音楽活動は休止状態に。それでも家族や友人にも助けられ、心配と苦労を繰り返しつつも生活は軌道に乗っていた。
シングルマザーに
だが、次の試練がやってきた。夫との離婚だった。
「こっちには打ちのめされましたね。息子のことを考えると、本当に生きていけるのか半信半疑でしたから」
だからといって歌手への復帰は考えなかった。地方公演が多く、仕事が深夜に及ぶことも当たり前の生活となる。頻繁に体調を崩す子供からは目が離せないし、一緒に過ごす時間が限られることも耐え難い。音楽から離れていることには何も疑問はなかった。生活の基盤を作るために小さなアパートに引っ越し、新聞の求人広告をチェックする日々だった。
ある晩、自宅で子供と一緒に音楽を聴いた時のこと。米国の女性歌手、リンダ・ロンシュタットの曲に合わせて自分も歌うと、子供が大喜びしていた。その時、気づいた。
「自分らしくいるほうが、この子を笑顔に出来る」
自身を縛りつけていた魔法がとけるように、歌の世界への復帰を決意した。以降はレコーディングもライブ活動も、自分のペースで続けてきた。
順調に育っている息子のレイくんは今年15歳に。もちろん、歌手・水越けいこの一番のファンである。
水越けいこ 心の3か条
@前向きさを忘れない
良いことも悪いことも、自分にとっては必要なことと割り切る。どんな試練にもきちんと向き合って、乗り越えるように心がける。新しい自分に出会うきっかけになるはずだから。
A出会いに感謝して
周囲の人の支えがあれば、いくら苦しい環境に遭遇しても頑張って乗り切れるもの。だからこそ「人に愛されること」よりも「人を愛すること」の大切さを心に育んでいきたい。
B大切なものを大切に
自分にとっては音楽があったから、再び頑張っていく元気を得た。生涯を通して好きでいられ、付き合っていける大切なものがあれば、いつでも人生の豊かさを・・・できる。
(敬称略)
染谷一・読売オンラインジョブサーチ
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今日のニュースは、インターネット上で掲載されるニュースの中から、その
日の出来事を簡単に占い的に分析をするものです。ですから、事件の内容や
様々ないきさつに言及するものではなく、純粋に運命式からそういうような
事件や出来事に関わるような可能性について簡単に説明するものです。即興
的な文章ですから、その辺を加味してお読みくださればありがたく思います。
◆水越けいこさん、シンガーソングライターです。華やかな芸能生活の中に隠された人の子として、親としての様々な苦しみや悲しみ、事件を乗り越えて、一人の女性として頑張っている姿は、多くの人の希望になっているはずです。
ダウン症の子供を抱えて、誰よりも悩みながら、人の子としてそれを乗り越えることは大変だったに違いありません。それでも負けないでいる。そこに多くの人の共感が寄せられているのではないかと思います。そういう人だからこそ、運命式を見て、自分たちも何かの刺激を受けたいと思うのです。
水越けいこさん(53)の運命式を出してみよう!
<水越けいこさん(53)の占い運命式>
20 16 21
8 23 17
11 7 19
水越けいこさんが、様々な試練を乗り越えて今日までこられたのは理由があった。それは、歌があったからだ。誰でモスだが自分の大好きなものとか目標があれば、必ず多くの試練というのは越えていくことができるものだと思う。たまたま水越けいこさんの場合は、歌がそれであった。
様々な苦難の中で、自分らしさを教えてくれたのも息子のレイ君であったという。人は厳しいとき多くの人の支えの中に、多くの気づきが生まれる。
しかし、それを現実ものとして生活で戦って行くには、相当本人の持っている内容が問われるのだ。
水越けいこさんにはそれがあった。その内容とは、何であったか?運命式は彼女の力を物語っている。
先ず水越けいこという芸名の持つ力は、強いプライドと目的指向の力に支えられているということである。それと同時に、様々なイメージ力に支えられているということだ。そして自分の強い行動力、指導力はそのまま仕事に向けられている。男のように、目的に向かってまっしぐらに行く姿勢は、たぶん彼女に与えた天の恵みではないかと思う。その割には人に対してソフトである。
そういう彼女の内面的な力が、運命を前向きに展開させる大きな要素となっているのだろう!
だから、試練を越えられる人には、それだけの運命式を持っていたということになる。裏を返せば、天は試練を越えられる人だからこそ、あえて多くの課題を持たせたのではないかということも考えられる。
もう一度彼女の3か条を見てみよう!そこには共通の真実が見えているはずだ。
水越けいこ 心の3か条
@前向きさを忘れない
良いことも悪いことも、自分にとっては必要なことと割り切る。どんな試練にもきちんと向き合って、乗り越えるように心がける。新しい自分に出会うきっかけになるはずだから。
A出会いに感謝して
周囲の人の支えがあれば、いくら苦しい環境に遭遇しても頑張って乗り切れるもの。だからこそ「人に愛されること」よりも「人を愛すること」の大切さを心に育んでいきたい。
B大切なものを大切に
自分にとっては音楽があったから、再び頑張っていく元気を得た。生涯を通して好きでいられ、付き合っていける大切なものがあれば、いつでも人生の豊かさを・・・できる。 |