●イカリ元社長の人生、変転
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イベントトップキトラ古墳展大阪国際フェスパートナーズシンポ「詐欺への協力」大きな代償 イカリ元社長の人生、変転
2008年03月11日
イカリソース元社長の木村敏被告(49)は背広姿で入廷。直立不動で判決主文を聞いた。
弁護側の最終弁論などによると、1896(明治29)年創業の老舗(しにせ)企業の創業家出身の木村被告は、「お坊ちゃま育ち」の代表取締役だった。就任当初から取引銀行との厳しい折衝に苦しみ、1998年ごろには売上高の減少や関連会社の倒産で経営難となり、取引銀行から新規融資を中止されるなど深刻な資金難に陥った。
青年会議所の活動を通じて親しかった辻本泰幸被告(52)に紹介された経営コンサルタントを迎えて一時的に資金手当てに成功したが、多額の約束手形を振り出され、約10億円に上る簿外債務を抱えた。
今回の事件では、辻本被告らの詐欺に協力すれば、簿外債務の処理に回してもらえる資金が増えると考え、本社の会議室を契約場所に提供するなどしたという。
だが、その代償は大きかった。05年5月、大阪地検特捜部に逮捕されると、関西の主要百貨店はその日のうちに商品を売り場から撤去。わずか6日後、イカリ社は大阪地裁に会社更生法の適用を申請。負債総額は54億円に上った。創業100年を超える老舗企業はあっという間に消え去った。
弁護人によると、逮捕で代表取締役を解任された木村元社長は保釈後、ごみ収集作業員の仕事に就いた。半年ほど働いたものの、重労働で手がしびれるようになったことから辞め、今は私立高校職員として働く妻の収入や母親からの借金に頼って暮らしているという。
「会社を破綻(はたん)に追い込んだのは、物事の重要な判断を自ら行わず、他人任せにしてきた自分の責任だ」。自らを責め続けているという。
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今日のニュースは、インターネット上で掲載されるニュースの中から、その日の出来事を簡単に占い的に分析をするものです。ですから、事件の内容や様々ないきさつに言及するものではなく、純粋に運命式からそういうような事件や出来事に関わるような可能性について簡単に説明するものです。即興的な文章ですから、その辺を加味してお読みくださればありがたく思います。
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■イカリの転落人生
「弁護側の最終弁論などによると、1896(明治29)年創業の老舗(しにせ)企業の創業家出身の木村被告は、「お坊ちゃま育ち」の代表取締役だった。就任当初から取引銀行との厳しい折衝に苦しみ、1998年ごろには売上高の減少や関連会社の倒産で経営難となり、取引銀行から新規融資を中止されるなど深刻な資金難に陥った。05年5月、大阪地検特捜部に逮捕されると、関西の主要百貨店はその日のうちに商品を売り場から撤去。わずか6日後、イカリ社は大阪地裁に会社更生法の適用を申請。負債総額は54億円に上った。創業100年を超える老舗企業はあっという間に消え去った。」
お坊ちゃま社長が引きおこした事件は、創業100年の歴史を誇る企業があっという間に消え去ったのだ。それにしても、こういう人が社長になってしまうには、企業の危機管理能力が既になかったということであろう。
企業というものは、上場するということは既にその時点で多くの株主の所有という公共の性質を帯びるということになる。だからこそ、経営者はその企業を知り尽くして、その企業の文化を受け継いだものがなるのが妥当といえる。もちろん、改革をしなければならないときに外部の血を投入することも必要ではあるが、文化は企業自身が培っていくものである。
お坊ちゃまが、社長になって会社が傾いたというよりは、この木村敏被告(49)の特殊な運命式に依るところが大きい。そこで、
木村敏被告(49)の運命式を見てみよう!
<木村敏被告(49)の占い運命式>
12 11 21
5 22 17
15 11 18
木村敏被告(49)の運命式を見ると、一番重要なことがある。
そのことを実行しなかったが故に、大きな問題を引きおこしたといえる。
それは、「誠実」というキーワードだ。これを抜きにしては、彼の運命式は回転しないといえる。
しかし、もう一つ彼の運命式にはとっても大きなポイントがあるのだ。それは、自分の人生の舵を右から左に、左から右にと大きく極端に切ってしまう特徴があるのだ。これが、彼の「誠実」というキーワードを狂わしてしまうことになる。
企業が危機に陥ったときには、トップはぶれてはいけないということが鉄則なのだ。それがこの運命式では実現は無理だったということだ。
●・・・ひとこと・・・
人も企業もそうだが、どんなときでも守らなければならないことというのがある。そういうことを無視してしまうと、どこまでも崩れてしまうことになる。それが培う文化というものだろうが、その文化を創造しないものには未来がないということなのだ。その上に企業や個人の個性というものはあるのだ。
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