●事故米食用転売:浅井社長を逮捕 汚染米転売容疑−−愛知・三重県警
接着剤製造会社「浅井」(名古屋市瑞穂区、破産手続き中)による汚染米転売事件で、愛知、三重両県警合同捜査本部は12日、同社の浅井利憲(としのり)社長(57)を食品衛生法違反(規格外食品の販売)容疑で逮捕した。「浅井」は政府から1キロ5〜6円で購入した汚染米を10倍の50円で転売していたといい、捜査本部は浅井容疑者が工業用でなく割高な食用として汚染米が使われることを認識していたとみて追及する。【中村かさね】
容疑は07年5月16日〜8月2日ごろ、食用に使われるのを知りながら、同法で定めた基準値(0・01ppm)を最大3倍上回る農薬メタミドホスに汚染された中国産もち精米約270キロを米穀仲介業「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)に1万3500円で販売したとしている。
捜査本部によると、浅井容疑者は「食用として販売したことはない」と容疑を否認しているという。
捜査本部によると、浅井容疑者は06年12月〜07年5月、政府から容疑の約270キロを含む汚染米約570トンを5回に分けて1キロ5〜6円で購入。全量を07年1〜8月、42回に分けてノノガキ穀販に同50円で転売し、諸経費を抜いた1864万円の純利益を得ていた。「浅井」は94年ごろから工業用に用途が限定された事故米(汚染米など)の購入を始め、00年以降は工業用に使わずすべて転売していた。
汚染米はノノガキ穀販から、さらに菓子製造業や米穀仲介業計4社に転売され、最終的には外食産業など少なくとも計22社と畜産農家などに流通した。
汚染米の不正転売を巡っては、大阪、福岡、熊本の3府県警合同捜査本部が今年2月、米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)社長の冬木三男被告(74)ら5人を不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で逮捕し、うち3人が起訴されている。
◇拡大経営が裏目に
「借入金の返済に困り、転売を始めた」。農林水産省の調査で疑惑が発覚した直後の08年9月、浅井容疑者は記者会見で政府から工業用のりの原料として買った汚染米を転売したきっかけをこう説明した。一方で、転売先のノノガキ穀販(三重県四日市市)に「食用でなく汚染米だと告げて売った」と主張。捜査幹部によると、捜査本部の任意聴取に「汚染米とは知らなかった」と話しているというノノガキ穀販側との食い違いを見せた。
民間信用調査会社によると、「浅井」は浅井容疑者の父が戦前、名古屋市昭和区で創業した飼料販売の個人商店が前身。57年に株式会社となり、接着剤製造を手がけた。
浅井容疑者は愛知県内の私立大学卒業後の74年、同社に入社。86年7月、2代目社長に就任した。88年、現在地に鉄筋5階建ての本社ビルを新築。97年には佐賀県伊万里市の九州工場に低温倉庫を新設し、政府備蓄米の保管を請け負うなど拡大路線を推進した。
取引先業者らによると、業界内では同社の加工技術への信頼は厚かった。接着剤製造に長くかかわってきた浅井容疑者個人についても、ある業者は「手堅い仕事ぶり。信頼できた」と印象を語る。
しかし近年、国内メーカーが競って海外での合板製造を進めた結果、工業用接着剤の需要が落ち込んだ。また、00年から政府備蓄米が食糧支援で北朝鮮に送られるようになったため、低温倉庫に保管していた備蓄米が02年には底をついた。「浅井」の経営環境は悪化の一途をたどった。
民間信用調査会社によると、「浅井」は08年10月、疑惑発覚により取引先離れが進んで資金繰りが一層悪化し、事実上経営破綻(はたん)。今年4月、名古屋地裁は破産手続き開始を決定。負債は約5億円とみられる。本社ビルは中がうかがえないようにガラス扉の内側から目張りされている。
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今日のニュースは、インターネット上で掲載されるニュースの中から、その日の出来事を簡単に占い的に分析をするものです。ですから、事件の内容や様々ないきさつに言及するものではなく、純粋に運命式からそういうような事件や出来事に関わるような可能性について簡単に説明するものです。即興的な文章ですから、その辺を加味してお読みくださればありがたく思います。
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■何故汚染米に手を出したのか?
「接着剤製造会社「浅井」(名古屋市瑞穂区、破産手続き中)による汚染米転売事件で、愛知、三重両県警合同捜査本部は12日、同社の浅井利憲(としのり)社長(57)を食品衛生法違反(規格外食品の販売)容疑で逮捕した。」
理由はいたってシンプルであった。
「「借入金の返済に困り、転売を始めた」。農林水産省の調査で疑惑が発覚した直後の08年9月、浅井容疑者は記者会見で政府から工業用のりの原料として買った汚染米を転売したきっかけをこう説明した。」
このようにうそぶいて、汚染米と告げて販売したといっているのだ。
こんな浅井利憲社長の運命式を見てみたいと思う。
★経済状況の変動と共に盛んになったり、滅んでいく運勢
<浅井利憲社長の運命式>
29 13 20
25 36 11
32 23 27
この運命式から、浅井社長の運勢を見てみよう!
先ずは社会運での主体性が問題だ。確かに頭で勝負するところがあって、アイデア型でもある。でも残念ながら事業を手広くやるには、経済環境の影響を受けてしまう運勢ではこの不況時に乗り越えるのは大変である。
確かにまじめである点はいいのだが、経済環境が悪化したときにどう対応すればいいのかということを主体性がないばかりに、環境任せになってしまいがちだということだ。そこが、借金苦へと転落することにつながってしまう。
プライベートでは内弁慶で強がりを見せる性格がでる。だから、拡大路線をいいときに調子に乗って走るということもでる。ビジネスということを考えれば、いいときにこそ悪くなった時を想定して準備するというのが当たり前の経営感覚だ。それが、その時の状況の影響次第になってしまっては経営ではないということになる。
●・・・ひとこと・・・
経営ということを考えてみると、元々は世の中をよくするためという概念がある。鈴木正三という戦国末期の武将で僧侶に転向した人物は、その仏教の商人日用訓の中で、「売買をしようとする人は、まず徳利の益すべき心づかいを修行しなさい。」と述べて、積極的に利益を肯定してる。「その心づかいとは他のことではない。身命を天道によって、一筋に正直の道を学びなさい。正直の人には、諸天の恵みが深く、仏陀神明の加護があり、災難を防ぎ、自然に福をまし、衆人が敬愛し、浅くなく万事思ったとおりになるようになる。」と述べ、正直な商売こそが大事であると説いてる。経営の理念を忘れてしまえば、結局は仏罰があたるということだ。 |