●不屈のひみつ 真の自由にのめり込む
水谷龍二(みずたに・りゅうじ)さん
劇作家・演出家
1952年、北海道出身。「星屑の町」のほか、芝居では「居残り佐平次」、風間杜夫一人芝居5部作、「悪戦」などの代表作がある。
出世作であり代表作でもある「星屑の町」シリーズは、売れないムード歌謡グループ「山田修とハローナイツ」が旅先で起こす泣き笑いの数々を描くものだ。出演者はラサール石井、渡辺哲、でんでん……「ダメなヤツばっかり」が登場して失敗を繰り返す物語は、「だからこそ人間らしくいとおしい」。人呼んで「酒と歌の喜劇作家」である。
自動車会社に就職するため、苫小牧から上京した時は「脚本家になるとは思いもしなかった」という。「絵描きでもカメラマンでも、自由にモノを作る仕事にあこがれた」だけだった。
半年で会社を辞め、バイトをしながら「何ができるか」を模索した。たどり着いたのは「放送作家」。「コント55号の何でそうなるの!?」でデビューして、様々なバラエティー番組に携わった。芝居に出合ったのは、30歳を過ぎたあたり、だ。
「旧知の佐藤B作に頼まれて台本を書いたのがきっかけ。やってみて思ったんだよ、芝居は何て自由なんだ、ってね」
実は、放送作家は「辛抱が大事」な商売だ。プロデューサーや出演者、スポンサー……。テレビ番組には大勢の人がかかわっていて、いろんな事を言ってくる。たまりかね、「けんかして仕事をおろされた」こともあった。見かねた先輩が酒を飲みながら諭してくれたのが、「辛抱――」という言葉だ。
「だからだろうね、芝居にのめり込んだのは」
評価まで10年
今振り返ると、そう思う。とはいえ、作品が評価されるまで10年以上かかった。正直言うと「テレビだけの方が実入りは良かった」が、「食うため芝居をしていたわけじゃない」。
転機になった「星屑の町」も初演は東京・下北沢のスズナリ、客席数200人弱の劇場で、だった。1年半後の再演が評判を取り、シリーズ化され、ドラマになった。昨年の最新作は、客席数2000超の新宿コマ劇場で。歩調を合わせるように、自分自身も人気脚本家になっていた。
今、興味があるのは「男と女、夫婦の関係」。8月5〜11日に赤坂REDTHEATERで上演される「六月燈の三姉妹」は、鹿児島を舞台にした家族の物語だ。「どう方言を使うか、工夫するのも楽しい」。今年の舞台は4本。「芝居は好きなことをする」。心構えは昔通りだ。
製紙会社の企業城下町に住んでいたころ。年に一度、会社が開く慰安会が楽しみだった。サラリーマンの父親は森繁久弥の映画「社長シリーズ」が好きだった。セピア色の日常、笑いの空間には「自由」があった。「少し湿っぽい」自分の笑いのルーツが、そこから見える。56年の人生に染みこんだ「酒と歌」が聞こえてくる。(田中聡)
(2009年7月13日 読売新聞)
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今日のニュースは、インターネット上で掲載されるニュースの中から、その
ニュースを占い的に分析をするものです。ですから、事件や出来事の内容や
様々ないきさつに言及するものではなく、純粋に運命式からそういうような
事件や出来事に関わるような可能性について簡単に説明するものです。即興
的な文章ですから、その辺を加味してお読みくださればありがたく思います。
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■放送作家は天命かも知れない
「自動車会社に就職するため、苫小牧から上京した時は「脚本家になるとは思いもしなかった」という。「絵描きでもカメラマンでも、自由にモノを作る仕事にあこがれた」だけだった。
半年で会社を辞め、バイトをしながら「何ができるか」を模索した。たどり着いたのは「放送作家」。「コント55号の何でそうなるの!?」でデビューして、様々なバラエティー番組に携わった。芝居に出合ったのは、30歳を過ぎたあたり、だ。」
★運命式に従った人生?
ある意味で天才というのは、おのずと自分の生き方を分かっている人かも知れない。そういうことからすると、この水谷龍二さんは天才に分類されるのかも知れないと思う。なぜかというと、人生の転機を知っているかのような生き方をしているからだ。それが自然に出来ることも天才の条件なのかも知れない。
★水谷龍二さんの運命式をみてみよう!
<水谷龍二さん(57)の運命式>
13 11 27
6 29 23
22 18 25
<水谷龍二さん(57)の流運>
17 20 16 12 17 11 16 12
15 20 16 10 15 11 16 10
何か自由なことをやりたくて、何ができるかを求めて入った道が放送作家というのは、就職した自動車会社を半年で辞めて自分の道を模索し始めたというのも、何か別の力の糸が働いたかのようです。そういうことというのは、人生の中であるものです。彼の場合そういう不思議な力が働く要素を持っているといえます。
それに知的な力、旺盛な知識欲というのがありますから、それを形にしようとします。また、いろいろなアイデアが出てくるときがあり、そういうときに放送作家の仕事をしていて、その内にアイデアから自分が何かの目的を求め始めるようになると、そこに自分を見いだそうとします。それが30才の転機です。そして自分を熟成させる時を長く経て、再びあのときをスパイラルさせた時を迎えたのが1997年ということになる。時を掴まえることのできる人は幸せといえる。
水谷龍二さん、感性を知的に整理してそれを形にして仕事してしまう達人。人には格好を付けるが、結構気配りの人といえる。
●・・・ひとこと・・・
良い意味で自分の運命式に素直な人である。そこが運勢を呼び込むポイントになっている。優しくシャイなんだけど、それをがマイナス思考にならない不思議な運勢を持っているから、やっぱりそういうところは天才的といえるのだろう! |