●◇キャリアインタビュー
雇用格差ない仕組みを
南部 靖之(なんぶ・やすゆき)さん
パソナグループ代表
1952年兵庫県生まれ。76年関西大学工学部卒。大学卒業の1か月前に「家庭の主婦の再就職を応援したい」と起業し、現在のパソナグループを設立した。総合人材サービス業として成長を遂げるとともに、雇用創造をテーマに労働市場と向き合ってきた。先月、竹中平蔵氏との共編「これから『働き方』はどうなるのか」(PHP研究所)を出版した。
パソナグループ代表の南部靖之さんは、失業など現在の雇用を巡る問題は「日本社会の構造変化に問題の本質があり、個人の働き方や生き方そのものを見直す時期にある」と語る。個人の人生設計に合わせた働き方ができる社会を目指すべきで、そのためには個人と社会全体の意識転換が必要だとも言う。「これからの働き方」について、南部さんに聞いた。
「働くこと」は、社会で自分を表現する方法であり、生涯の仕組みづくりです。働くことを簡単にあきらめてはいけません。働く「個人」について、もっと真剣に論議されるべきだと思います。第一が個人の幸せです。みんなが幸せになれるように、働き方の価値観に多様性を持たせることが大切です。
もっと多様で自由な働き方が認められ、それぞれの生き方が尊重されるべきです。年齢や性別に関係なく、個人のライフスタイルに合わせた働き方が選択できるような社会に向けて、基盤づくりが必要です。
現在の日本は、企業に属していることを前提に社会基盤が設計されており、正社員でなければ享受できないものが少なくありません。雇用や教育、社会保障まで、すべてを企業に頼っていては、最終的に困るのは働く個人です。「企業依存」ではなく、個人が自立した社会への転換が必要です。
高失業率問題を克服したオランダでは、フルタイムでもパートタイムでも雇用形態に関係なく、「同一労働・同一賃金」を実現させ、双方の働き方の移行も円滑にできるようにしました。働く人全体の社会保障や職業訓練も充実させています。柔軟な雇用システムによって企業の経営効率が上がり、働く人は多様な就労形態と、より自由な労働時間の選択が可能になったのです。
一方、日本では、政府が労働者派遣法の見直しを進めていますが、登録型派遣や製造業派遣を禁止するのは国際的な流れと逆行した動きだと思います。規制を強化するのではなく、雇用形態にかかわらず賃金などの処遇で格差のない仕組みづくりが必要です。
働くことは、どのような仕事を選び、どのような人生を送るかであり、生き方そのものです。目指すのは、誰もが個人の夢や環境に合わせて自由に働き方を選ぶことができ、自信と誇りを持って働くことができる社会です。働くことで人生の豊かさを感じられる仕組みを作って実践していきたい。それが創業以来、雇用創造を掲げている企業のトップである私の使命だと思っています。(談)
(2010年4月6日 読売新聞)
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今日のニュースは、インターネット上で掲載されるニュースの中から、その
ニュースを占い的に分析をするものです。ですから、事件や出来事の内容や
様々ないきさつに言及するものではなく、純粋に運命式からそういうような
事件や出来事に関わるような可能性について簡単に説明するものです。即興
的な文章ですから、その辺を加味してお読みくださればありがたく思います。
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■一言居士で自分が音頭を取らないといけない人
「「働くこと」は、社会で自分を表現する方法であり、生涯の仕組みづくりです。働くことを簡単にあきらめてはいけません。働く「個人」について、もっと真剣に論議されるべきだと思います。第一が個人の幸せです。みんなが幸せになれるように、働き方の価値観に多様性を持たせることが大切です。
もっと多様で自由な働き方が認められ、それぞれの生き方が尊重されるべきです。年齢や性別に関係なく、個人のライフスタイルに合わせた働き方が選択できるような社会に向けて、基盤づくりが必要です。」
学生時代から起業をしたというから、その旺盛な精神は起業後もますます発揮されているといっていい。何かを始めるというのは、相当なエネルギーが必要だ。それに、様々な雑務もこなさなければならない。
そんなものは誰かに任せればというかもしれないが、起業して上手く軌道に乗るまでは単なる運ではない。
相当な持続性のある努力が必要になるということだ。
それでは、南部さんのそんな信念や力はどこから来たのかを考えてみましょう
運命式の中にそのひもとく鍵を見つけたいと思います。
★南部靖之さんの運命式をみてみよう!
<南部靖之さんの運命式>
23 20 33
12 36 24
25 16 27
南部靖之さんの運命式を見てみると、「家庭の主婦の再就職を応援する」という雇用問題をテーマにした起業は、南部さんの運命式にあっているといえる。
何が会っているかというと、学生時代に起業したように南部さんの運命式は、なかなかの理屈屋だ。それに、知的で気配り型の細かさも持っている。
おまけに生真面目である。
ところがこのくらいならばどこにでもいるといえるが、どこにでもないところがある。それは、何をやるにしても、絶対に自分が一番でなければならない。ということなのである。
要するに理にかなっていて、知的な要素がいっぱいで、尚かつそこで自分が一番にならなければならないというわけである。そうなると、もう社長になるしか道がないというわけである。だから、人に頭をさげて使われるというわけにはいかなくなる。
でもやっぱり自分に理がなければならないというのが基本である。
そう考えていくと、この雇用問題をテーマにした起業というのは、実に南部さんらしい選択ということになる。
以下に彼の人生観の端緒が見えていると思います。
「働くことは、どのような仕事を選び、どのような人生を送るかであり、生き方そのものです。目指すのは、誰もが個人の夢や環境に合わせて自由に働き方を選ぶことができ、自信と誇りを持って働くことができる社会です。働くことで人生の豊かさを感じられる仕組みを作って実践していきたい。それが創業以来、雇用創造を掲げている企業のトップである私の使命だと思っています。」
●・・・ひとこと・・・
人が職業や仕事を選んでいるようでも、実は知らない間に運命式が仕事や職業を選んでいるのではないかと思う。だから、成功するには自分の持っている内容とマッチングする仕事や職業を選択することが成功への道のりということがいえる。そのところが欲望を抑えた現実的な選択ということになる。
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