●◇キャリアインタビュー 人生や仕事にビジョンを
藤巻 幸夫(ふじまき・ゆきお)さん
カリスマバイヤー
1960年東京生まれ。上智大学卒業後、伊勢丹に入社。2003年に福助の社長に就任し、1年半で再建を果たす。05年にはイトーヨーカ堂執行役員に。現在、藤巻兄弟社代表取締役社長。「日本の良さ」をテーマにした売り場、ブランド作りに力を入れる。
http://www.fujimaki-japan.com ブランドプロデューサーとして活躍する藤巻幸夫さん。これまで伊勢丹のカリスマバイヤー、福助の企業再生、イトーヨーカ堂の衣料部門の立て直しと、手がけたビジネスが大きな注目を集めてきた。現在は、日本の魅力を再発見する店舗プロデュースや、地域おこしのブレーン、明治大学特任教授の顔も持つ。NHK教育テレビ「仕事学のすすめ」では、勝間和代さんと進行役を務めている。
藤巻さんの名刺には、肩書が10以上並ぶ。本物を見極めてきた「目利き」と、培った「人脈」を生かし、西麻布にあるシャツとトートバッグのショップ「クラム」店主、デザイナーズブランド「ケイタマルヤマ」社長と活動は多岐にわたる。
「すべての軸は『顧客の視点』。人が生きている場や生活の場を面白く演出したいという思いが常にあります。毎日外を歩いていれば、ビジネスのアイデアは限りなく浮かぶ。50歳を迎えたこれからが、自分のやりたい仕事を始めるスタートです」と笑顔で語る。
藤巻さんにとって、仕事を進める上での大きな武器は「仲間」だ。その数、優に300人以上。「連絡を取れば100人くらいはすぐに動いてくれる。これだけ様々な能力が集まれば、どんな仕事でも対応できます」と自信をのぞかせる。
昨年出版した勝間さんとの共著「仕事学のすすめ」では、大企業に頼らない「自分ブランドの構築」や、仕事を進める上で「人を巻き込む」ことの大切さを説いてきた。「若い頃から出世欲はなく、ただ、楽しく死にたい――そのためだけに生きてきました。その上で仲間は大切で、『例えお金を失っても失わない人脈を作る』が、私の仕事観です」と言い切る。
29歳で米国高級専門店「バーニーズ」のバイヤーに抜擢された時、「同じ志を持った人間が集まれば何でもできる。企業に依存しなくても生きていける」と気づいた。「いずれ、右肩上がりの時代が終わればモノは売れなくなる。それでも、ソフトがあれば勝てる」と。
そのためにも、人を巻き込むことの大切さを経験した藤巻さんは「コミュニケーション」という原点を大切にする。「上司、部下、同僚、親や学校。社会とのかかわりすべてにおいて、コミュニケーションは大事。これさえ続けていれば、人を巻き込むことは難しくない」
1月に出した「コミュニケーション学」(実業之日本社)は、自身の失敗と経験から学んだことをまとめた「生き方上手」になるための一冊。「読んだ人が『そんな単純なことでいいのか』と、一歩踏み出せるものを書きたかった。人間関係で悩んでいる人には、何らかのヒントがあるはずです」
仕事観や生き方は人それぞれ違い、何が正解かという答えはない。「大切なのは情報に惑わされないこと。『これが今一番良い生き方』もなければ、『成功術』なんてものもない。ただ、『自分はこうなりたい』『こういう仕事がしたい』『こう生きてみたい』というビジョンを持つことは大切。その先に行動力はついてくる」とアドバイスしている。
(2010年3月18日 読売新聞)
------------------------------------------
今日のニュースは、インターネット上で掲載されるニュースの中から、その
ニュースを占い的に分析をするものです。ですから、事件や出来事の内容や
様々ないきさつに言及するものではなく、純粋に運命式からそういうような
事件や出来事に関わるような可能性について簡単に説明するものです。即興
的な文章ですから、その辺を加味してお読みくださればありがたく思います。
-------------------------------------------
■頭脳プレーとパートナーを作ることが原動力
「「すべての軸は『顧客の視点』。人が生きている場や生活の場を面白く演出したいという思いが常にあります。毎日外を歩いていれば、ビジネスのアイデアは限りなく浮かぶ。50歳を迎えたこれからが、自分のやりたい仕事を始めるスタートです」と笑顔で語る。
藤巻さんにとって、仕事を進める上での大きな武器は「仲間」だ。その数、優に300人以上。「連絡を取れば100人くらいはすぐに動いてくれる。これだけ様々な能力が集まれば、どんな仕事でも対応できます」と自信をのぞかせる。」
凄い人と誰もが思うが、何が凄い人かというと何もそう変わらないように見える。出もそこには強い思い入れがあるはずだ。どんな人にも自分の原点がある。その原点がどのくらいエネルギーを与えてくれるかということになる。
その原点を大事に育てられる人であるかどうかということになる。
そういう観点から、藤巻さんを見てみると、その運命式の中にそのひもとく鍵を見つけることができるかも知れない。
★藤巻幸夫さんの運命式をみてみよう!
<藤巻幸夫さんの運命式>
31 27 35
22 39 17
30 12 21
藤巻幸夫さんの運命式を見ると、明るくて凄いエネルギーをもっていることが分かる。自分の世界観をしっかりと築く人であるから、その持っている自分ワールドというものが大きな力になる。そういう意味では、過去における体験というのが大きな減点であることには間違いない。
それだけでは、ちゃんとした仕事はできない。何しろ情報に対する意識が高い。情報を集めようとする意識と、自分の知的な好奇心は凄いものがある。この2つが力になって、先の先を見て仕事を判断する。それだけではない。人間関係は人を巻き込んでいくということなのだが、実は、一人一人とのパートナーシップを築いているのだ。そこら辺の気配りはちゃんとしている。男らしい中に意外にも繊細なのだ。
藤巻さんはそういう意味では自分を早くからしっかりと「何が自分なのか」を知ることができた人であると思う。その辺はある時期に、そういう感性が身につくときがあった。そこが、いいレールを造るきっかけになったということだ。
●・・・ひとこと・・・
たぶん普通に生きていれば普通で終わった人かもしれないのが、藤巻さんだ。でも何が彼をクローズアップさせたのかということはいい勉強になる。一つは自分の世界を築き上げることと、もう一つは成果にこだわったということだ。その成果というのは、仕事の結果というよりは、自分を表現しパートナーを作っていくことで成長することを楽しんでいるという連続線の中にいる結果ということだろう。
|