●◇キャリアインタビュー 「空気読まない」態度を
鎌田 實さん
諏訪中央病院名誉院長 「あきらめない」「それでもやっぱりがんばらない」などの著書で知られ、諏訪中央病院の名誉院長を務める鎌田實さん。2月に出した著作「空気は読まない」では、世の中の流れに染まらず、信念を貫きながら生きる25人の実例を紹介している。鎌田さんの仕事への信念、就職観を聞いた。
◆今のよどんだ空気が…
「かつて、国全体がある空気に染まり、戦争に突入していったように、今のよどんだ空気が、人の流れや不況を決めているのではないか」と鎌田さんは言う。職場や地域でも「空気を読む」ことが強要され、教室では「KY(空気が読めない人)」と言われないよう、子供も相手の顔色をうかがっている。
「かつて、『空気を読む』ことで成長してきた日本も、21世紀はそれでは乗り越えられない。もう一度、どうしたら強い国になれるかを考えた時、『空気を読まない』という凛とした態度が大切なのではないか」。それが今回の本を書いたきっかけだった。
◆1%は世の中のために
本には、親や職員の反対に遭いながらも、「弁当の日」を作り、子供たちに家族への感謝の気持ちを気づかせた校長先生。知的障害者の就職、結婚、暮らしを支援する社会福祉法人……。そうした「信念を貫いた人々」の事例が登場する。「普段は自分のために生きていても、たった1%世の中のために生きると幸せになれる。そして、自分一人で生きているのではないことを学びます。そうした経験があれば、人生の壁に当たった時、簡単に死んだりはしません」
現在、若者を巡る雇用状況は厳しい。就職活動は氷河期と言われ、正規の職に就きたくても就けないフリーターも多い。「大学を出ても80%ほどしか就職ができない国はおかしい。若者を大事にしないと、国の未来はない。国が伸びることで、若者が就職できる――。それがなぜ大事なのかと言えば、仕事を通じて人は成長し、学ぶからです」と鎌田さんは言い切る。
36年前、医師になった鎌田さんが選んだ就職先は、長野県内の赤字4億円を抱えた小さな病院。「大病院に就職するのが一般的だった時代。周囲からは『都落ちしてバカだな』と笑われました。けれど、わざと周囲と逆を行くことでしか見えない景色もある。逆転の発想です」と打ち明ける。
鎌田さんは生まれてすぐ親に捨てられ、拾ってくれた育ての親も貧乏だった。苦労の連続の中、身に着いたのが「人生は波。つらいこともあるけれど、下がったら、必ず上がる」という人生観だった。大病院に入れば何をやっても当たり前だが、経営状態の厳しいつぶれそうな病院に行けば、「少しの努力でも褒めてもらえた」。これが鎌田さんのモチベーションになった。
19年間にわたって、チェルノブイリやイラクの子供たちに薬を届けるボランティアを続けるのも、「1%は誰かのために」との思いからだ。
「就職でも、大企業に入れなければ人生ダメなわけではなく、大事なのは、何でもいいからやってみること。そして決してへこたれないこと。人生では必ずいい波はやってくるので、その時、波に乗れるよう体力や知力を鍛えておくことが大切」とアドバイスしている。
(2010年5月27日 読売新聞)
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今日のニュースは、インターネット上で掲載されるニュースの中から、その
ニュースを占い的に分析をするものです。ですから、事件や出来事の内容や
様々ないきさつに言及するものではなく、純粋に運命式からそういうような
事件や出来事に関わるような可能性について簡単に説明するものです。即興
的な文章ですから、その辺を加味してお読みくださればありがたく思います。
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■頭の使い方で、運命式の運用が変わった
「36年前、医師になった鎌田さんが選んだ就職先は、長野県内の赤字4億円を抱えた小さな病院。「大病院に就職するのが一般的だった時代。周囲からは『都落ちしてバカだな』と笑われました。けれど、わざと周囲と逆を行くことでしか見えない景色もある。逆転の発想です」と打ち明ける。
鎌田さんは生まれてすぐ親に捨てられ、拾ってくれた育ての親も貧乏だった。苦労の連続の中、身に着いたのが「人生は波。つらいこともあるけれど、下がったら、必ず上がる」という人生観だった。大病院に入れば何をやっても当たり前だが、経営状態の厳しいつぶれそうな病院に行けば、「少しの努力でも褒めてもらえた」。これが鎌田さんのモチベーションになった。」
逆境の中で自分を鍛えてきた生き方が、自分自身の運命式のいい使い方になったといえる。やっぱり何かをする人は、どこかで紙一重のところがあるが、そこをちゃんと切り抜けているから面白いというか凄いといえる。
こういう人生の達人を見ていると、自分に素直になって自分と向かい合っているということが分かる。そこに、生きるということのポイントがあるように思える。
こういう鎌田さんだからこそ、自分が納得する生き方をしてきたのだと思う。
★鎌田寛さんの運命式をみてみよう!
<鎌田寛さんの運命式>
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鎌田寛さんの運命式を見てみると、何事かなさんといういい運命式をしている。ただし、それは条件付きだ。公的な世界をちゃんとつくれれば、たぶん人生の山や谷を乗り越えられるということである。
ということは、お医者さんという職業を選んだことじたい正解だったといえる。ただ、お医者さんでも現在は様々だから、すべての医者がいいというわけはないということだ。その中で、鎌田さんの選んだ生き方は、田舎のつぶれかかった病院というから、その発想が面白い。でもちゃんと理由があって作戦的に自分の生き方として選択しているところに、持ち前の良い意味での主体性がある。
この方は間違えば自己中になって自分の生き方が人を利用するということになりかねないから、この作戦と選択は格好いいということになる。何故かというと、公的であると同時に自分を中心として自分を評価できるようになるからだ。
仕事的にも何事かなsんという運勢を持っているから、あとは作戦次第ということになる。強い主体性も人との関係では作戦と思いやりでいいつき合いがなせるということだ。そこら辺は、実体験が大きな糧になっているのだろうと思う。
●・・・ひとこと・・・
大体いい生き方をしている人というのは、どこかで公的な精神を持っている。不思議なことに、より大きなもののために動いていると、自分の持っている内容がドンドン大きくなっていくのだ。そういうことで運命式の使い方も上手くなってくる。そういう不思議な世界が運命式を運用していくとあるのだ。これはちょっとした人生のポイントかもしれない。 |