遠山球希のターニングポイントはここ
遠山快空(宣丞)のターニングポイントはここ
■コーチングとは何か?
最近ちょいちょいコーチングという言葉を耳にするようになりました。それでもコーチングというのは、「いったい何なのか?」ということになりますと、イメージが浮かんでこないというかぴんと来ない人が多いのではないかとも思います。
コーチングにはパーソナルコーチングとビジネスコーチングがある。
それぞれのコーチングについて述べる前に、コーチングそのものについて「コーチングって?」というのをとらえていただきたいのです。
「コーチングって知ってますか?」と問いかけると、こんな答えが返ってくることがあります。
「あ〜、知ってるよ。話を聞いておいてから答えは自分の中にあるから考えなさい。ってやつだろう!」
その通りです。実に的確にお答えになっているのですが、ちょっとだけど決定的に異なるところがあります。それをちょっとお話ししてみようと思います。
教科書的にいうならば、coachというのは「馬車」を意味するらしいのです。
そこから目的達成をサポートする新しいコミュニケーションスキルとしてコーチングが生まれたというものです。
これでは何の事やらわかりにくいので、イメージ的には、マラソンの伴走者の役割と、水先案内人(パイロット)を併せたようなものと考えればいいと思います。
★マラソンの伴走者とは・・・
マラソンの伴走者とはタッチ・ザ・ネイチャー追跡インタビューから抜粋いたしますと、
「その人のそばにいて、その人を評価するでもなく、否定するでもなく、彼がものを考えるのにずっと寄り添って、彼の考えることを理解しようとし、耳を傾けるような存在」とあります。
★水先案内人(パイロット)とは?
パイロット (= pilot) といえば、飛行機の操縦士を思い浮かべる方が多いでしょうが、本来の意味は「水先案内人」です。水先案内人とは、よそから来た船に乗り込んで、湾内での操船に指示を出す人のことです。その湾内の浅瀬に船が乗り上げたり、潮流の早い場所を避けたりして、航行に支障が出ないように案内をします。
貿易コンサルタントも、簡単に言ってしまえば「貿易パイロット」のようなものです。そっちへ進むと浅瀬に乗り上げてしまいますよ、そこの潮流は早いですよと、船の安全な航行に努めます。もしも水先案内人が居ないとしたら、自力で海図などを頼りに情報収集し、座礁の不安を抱えながら半ば「運任せ」で船を進ませなければなりません。
一方、水先案内人が乗船して操船に指示を出している間、船の乗組員は自分達の本来の仕事を行うことができます。水先案内人が乗船することは、その船の安全航行にとって大変効率的な方法なのです。
○ジェトロTTPPニューズレター Vol.17より抜粋
http://www3.jetro.go.jp/ttppoas/mailnews/506j.html
★駅馬車
coachのもともとの意味である「馬車」からは、駅馬車を思い出す人が多いでしょう!
駅馬車(1939)allcinemaの解説から取り上げてみました。
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/STAGECOACH.htm
「1880年代の西部を舞台に、様々な人物模様を乗せたまま、アリゾナからニューメキシコへと疾走する一台の駅馬車を描いたジョン・フォードの痛快西部劇。医者、商売女、酒商人、銀行頭取、大佐夫人、賭博師、保安官、御者、それにお尋ね者のリンゴオ・キッドを加えた8人の道行きを、短い場面やセンテンスに凝縮させた脚本の巧みさ。そして、クライマックス、ダイナミックかつスピーディに展開されるアパッチの襲撃シーンの凄さを語るのに、今さら付け加えるべき言葉はない。だが、当然の事ながらフォードの演出が冴え渡るのは何もアクション・シーンに限っての事ではなく、リンゴオ(ウェイン)と商売女ダラス(トレヴァー)の感情の触れ合いを始め、キャラクターの成長と変化をさりげなくも効果的に描き出している。役者陣も皆良く、中でも酔いどれ医師に扮したT・ミッチェルはアカデミー助演男優賞を受けた(オスカーは他に作・編曲部門にも与えられた)。アメリカ映画、いや全映画史に燦然と輝く娯楽映画の金字塔である。どこを切り取っても名場面、それがその証明だ。」
■コーチングの効果!
★疑問
コーチングを受けて「いったいどんな効果があるの?」そういう疑問を持つのは当然と思います。
それにコーチングそのものが、アメリカからの輸入ですから、日本人にあったスタイルとして本当に確立しているかというと、まだまだのような気がします。それでも、日本でコーチングの価値や効果が見直されている背景には、ビジネスの効率化ということがあげられます。
システマチックになった現代のビジネスでは、コンピューターの導入により、かえって人間の意思疎通というのが複雑になってしまいました。確かに正確な事実の伝達や、確認は電子メールなどで便利にはなりました。
しかし片一方では、人間というアナログ的存在はシステマチックなことだけではすまされない側面を持っています。それは心に関することなのですが、心情的な部分、メンタルな部分という方がいいと思いますが、そういうあやふやなところがとても重要になってきているのです。
篠山紀信さんの撮影した写真集の中に、異様な光景が写っていました。六本木ヒルズの大きな広場で社員総会が開かれていたのです。それは、有名なIT企業です。これを見ると、人間というのはシステマチックな部分だけではどうにもならないコミュニケートの複雑さというものが隠されていることがよくわかります。

コーチングというのは、マンツーマンで行われます。
そこに価値があるのです。
どういうことかというと、マンツーマンというのは、単なる事務上の連絡や仕事上のオファーのやりとりということではなく、全人格のぶつかり合いなのであす。コーチと相手が自分の持っている人格を駆使して、相手の人格に影響を与え、その人格の成長を助けるのです。
コーチングも教育の基本である「マンツーマン」という原理は同じであるということです。
★コーチングの定義
ここでコーチングの定義をはっきりさせておくのもいいでしょう!
コーチングというのは、簡単にいうならば、次のような言葉で表すことができます。
「やりたいこと、なりたい自分になるための、行動をコーチによって気づかせてもらう相互交流のコミュニケーション技術」
ということです。
ここで考えなければいけないことは、”やりたい”ことや”なりたい”ことは無限の可能性を持ってはいますが、”やりたいこと”にも”なりたいこと”にもちゃんと制限があるのではないかということです。
それは時間の制約です。特に”なりたいこと”には、どんなに熱望していてもできないことっていうのは沢山あります。
例えば、変な話ですが「総理大臣になりたい」と熱望しても、誰しもがそう簡単になれるとはいえないのは当然だと思います!
それでも、「一国一城の主」というように”なりたいこと”の幅を持たせれば可能性はいろいろと出てくるということでしょう。
同じように”やりたいこと”もいえることがあります。
「エベレストに登りたい」という熱望をしたとしましょう!しかし、これもすぐに実現するということはいえません。時間と技術という問題があります。でも、”やりたいこと”というのは、時間をしっかりとかければ可能性はあるということです。とりあえずは、地元の山をエベレストに見立てて”訓練”するところから始めれば、何時かはその道が見えてくるかも知れないのです。
コーチングというのは、不可能なとんでもないと思われるような欲望を持っていても、コーチがそれらを様々な観点から視点を持って、自分の可能性を引き出してくれるというものなのです。そこがコーチングの可能性の高さなのです。
自分一人でいくら考えていても、コーチがいなければ、自分の持っている可能性をチャレンジする道は見えないで終わってしまうことが多いの出はないでしょうか?
★コーチングの効果(まとめ)
ここでコーチングの効果をまとめてみましょう!
1)ゴールやイメージが明確になる。
2)コーチとのメール対話により、ゴールへの集中や意識改革ができる。
3)具体的に何をしたらよいかが明確になって、行動しやすくなる。
4)コーチとのメール対話によって、心が解放される。
5)コーチとメール対話し、約束を結ぶことで高い責任感が生まれる。
6)コーチと心の交流ができるので、本音を語ることができる。
■コーチングを受ける上でとっても大切なこと。
コーチングを受ける上でとっても大切なことは、目的が明確になっているということです。何といても、コーチは自分を目的地まで送り届けて、導いてくれる駅馬車ですから、目的がわからないと、どうやって駅馬車を走らせてよいかわからなくなります。
ところが、コーチングを受ける私たちは、時には自分の目的すらわからないことが多いのです。「目的が見えないからこそコーチにお願いしたのです。そうでなければ頼みません」という方もおられるのです。
そういう意味では、駅馬車に乗る前に「行き先」である「目的」を明確にする必要があるのです。
1ヶ月後の自分、3ヶ月後の自分、6ヶ月後の自分など、ある程度期限を定めた具体的な目的を見つけることからしなければなりません。
こういう事を疎かにして、何となくコーチングを始めても、全く効果は得られないのです。
1)依頼したコーチが「ゴール」ということに関して(別に自分と同じような職種や業種に携わっていた経験が無くてもよい)様々な見識と深い人生経験を持っていることの方が、よい結果をもたらしてくれる可能性が高い。
2)依頼したコーチ自身も、自分の「ゴール」達成に前進的に取り組んでいる方であること。
3)コーチの基本は「性善説」です。ですから、どこまでも自分の可能性を信じてくれる幅があって奥の深い人がいい。
4)自分とコーチの信頼関係が何といっても一番大切ですから、このコーチは「信頼できる」そう感じることのできるコーチを選ぶことが大切。
5)コーチングスキルだけに頼らないこと。あくまでコーチングスキルは外的なことです。自分の全人格を認めて、自分の持つ内容や可能性を引き出してくれるコーチとのつながりが大切です。ですから、時にはカウンセリングであったり、ティーチングであったり、コンサルティングであったりなどしてもいいはずです。要は自分の心を気づかせてくれて、アクションまでサポートフォローしてくれるコーチであるということです。
■遠山球希は銀座コーチングスクールを卒業したプロコーチです。
(遠山球希のターニングポイント)
■遠山快空(宣丞)は銀座コーチングスクールを卒業したプロコーチです。
(遠山快空のターニングポイント)


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