4、ペアシステムはどんな関係?
それでは陽と陰の相対的関係(ペアシステム) はどうなっているのでしょうか。これはちょっと難しいので、男女の構造の違いから考えてみると分かりやすいと思います。
男性の構造は筋肉質で固くゴツゴツととがっており、瞬発力もあり力強く、重い物も持つ力があり、たよりがいがあります。また性格的にも積極的、中心的、能動的で責任心情が強いのです。男性ホルモンが多いとは、攻撃的な愛を持っているということです。また男性器は女性器に一致するように作られているのです。
それに対して女性は肥満質で柔らかくなめらかで、ゆっくりと持久力があり、優しく、豊かにたよりたい心を持っています。また性格的には消極的で受動的、従属的です。女性ホルモンが多ければ攻撃的愛にはならず、逆に攻撃的な愛を受けることによって女性の愛が啓発されるのです。即ち、愛されることによって愛を感じるようになるのです。
ですから男女の愛の行為は、男性はいつでも主体的に愛することが出来るのに対し、女性はその愛を受け入れるのに時があり、準備がいるようになっているのです。そうすると、この陽と陰の関係は次のようになります。即ち陽性が一番、陰性が二番という秩序と位置が決まるのです。
男性(陽性)の1は順序の一番であり、出発を意味し、始まりを意味し、上位を意味します。女性(陰性)の2は順序の二番であり、陽性の出発に対して受け入れを意味し、陽性の始まりの目的、到着点を表し、陽性に対して下位を意味します。このように書くと差別のように見えますが、そうではなくてこれが男性らしい、女性らしいということなのだと思います。
ですから昔の人がよく言うように「妻は夫を立てなければならない」という内容は自然の原則に一致した内容ですから、これ自体は正しいのです。ただ、悪人の夫まで立てるのかというと、これはちょっと別の次元の話になります。 |