●命名「もみじ」ゴマフアザラシの赤ちゃん
5月1日10時25分配信 毎日新聞
ゴマフアザラシの赤ちゃん「もみじ」=鳥羽水族館提供
三重県鳥羽市の鳥羽水族館で3月に誕生したゴマフアザラシのメスの赤ちゃんが「もみじ」と命名された。好物のホッケを食べ、体重は誕生直後の2倍の約26キロにもなっている。
【関連写真】かわいい!いわしを食べるゴマフアザラシ
名前を公募し、954通の中から、飼育員が審査して選んだ。もみじの母親ナナは広島県の宮島水族館から鳥羽にやって来たため、広島名産の「もみじまんじゅう」にあやかって名付けられた。
漫才ブームの80年代、「もみじまんじゅう」は人気ギャグのフレーズだった。「いずれはショーに出てお客さんを喜ばせてほしい」と、飼育担当者は「もみじブーム」の到来に期待。【林一茂】
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●三十三間山で山開き 150人が登山 福井
4月30日7時56分配信 産経新聞
滋賀県との県境にある三十三間山(標高842メートル)の山開きが29日、若狭町倉見の登山道入り口で行われた。
神事に続いて若狭三方五湖観光協会の森下幸一会長が「三十三間山は飲料水の資源。登山を通じて宝を守り続けたい」とあいさつ。森下会長や森下裕・若狭町長らがテープカットをした後、約150人の登山愛好者や家族連れが頂上を目指した
三十三間山の名は、京都・東山に三十三間堂(蓮華王院)を創建する際、棟木を切り出して納めたという伝説があるため、命名されたという。山頂直下にススキとササの草原が広がり、若狭湾や琵琶湖の眺望が素晴らしいことから、初心者向けコースとして親しまれている。
山開きを祝って参加者に「三方温泉きららの湯」の半額入浴券がプレゼントされ、地元の有志が、下山者にキノコご飯やもちを振る舞った。
最終更新:4月30日7時56分
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●道の駅「半布里の郷とみか」:富加にオープン /岐阜
4月29日11時12分配信 毎日新聞
富加町羽生の国道418号沿いに道の駅「半布里(はにゅうり)の郷(さと)とみか」が完成、28日に事業主体である県と町などの関係者らが出席して完成式が行われた。式典後にオープンし、地元の人たちが野菜や地域の特産品を買い求めていた。
総工費約5億円。県が駐車場やトイレなどを受け持ち、町が地域交流物産館などを担当、計画から5年がかりで完成した。敷地面積は4368平方メートル。39台分の駐車場とトイレ、地域交流物産館、多目的広場を備えている。物産館には、地元の黒米加工品やみそ、いちごジャムなどのほか、県内の製品を集めた特産品販売コーナー、情報コーナー、調理実習室が設けられ、レストランもある。
駅名は、現存する日本最古の戸籍で正倉院に所蔵されている「御野国加毛郡半布里(みのこくかもぐんはにゅうり)戸籍」のゆかりの地であることから命名した。
営業時間は午前9時から午後9時までで、祝日を除く水曜と年末年始は休業する。【小林哲夫】
4月29日朝刊
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●人・息:取手市制40周年記念のオブジェをつくる、小沢節代さん /茨城
4月28日12時59分配信 毎日新聞
<ひと・いき>
◇つるし飾りで街おこし−−小沢節代さん(70)
取手市制40周年記念行事を盛り上げるオブジェづくりのリーダー格を務める。オブジェの内容は、市商工会女性部(田中園子部長、約230人)と市民ボランティアが協力し、市の花・藤とツツジをあしらった「つるし飾り」をつくることに決まり、裁縫歴50年超の小沢さんに指導役の白羽の矢が立った。
つるし飾りは、正絹などの古着の端布を使い、毬(まり)や亀、俵ねずみなどの縁起物を手縫いで仕上げる飾り物。小沢さんらは今年2〜3月に初めて開かれた「取手宿ひなまつり」で、昨年度に生まれた新生児と同数のふくろう雛(びな)を縫い、まつりのシンボルにして飾った。
今回は、市の人口、11万873人(1月1日現在)にちなみ「いいお花見(110873)プロジェクト」と命名。10月2日予定の市制40周年記念式典でお披露目される。藤とツツジの花などの制作は各自の分担作業で、何百人もが携わるビッグプロジェクトになりそうだ。
小沢さんは「竹で藤棚を作り、藤のつるし飾りを付け、足元にはツツジを飾る」と構想を話し、「市の新しい文化を誕生させ、街おこしにつなげたい」と張り切る。正絹の古着の寄贈を呼びかけている。問い合わせは同女性部の中島君子さん(電話0297・73・1365)へ。【中野秀喜】
■人物略歴
1939年取手市取手生まれ。小林服飾女学院卒。取手市商工会女性部役員。自宅や公民館などで、裁縫の講習会を定期的に開催している。同市白山在住。
4月28日朝刊
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●米子鬼太郎空港:愛称テークオフ 知名度をゲゲゲでアップ元気出そ /鳥取
4月27日15時40分配信 毎日新聞
米子空港の愛称を「米子鬼太郎空港」とする命名式が26日、空港ビルであった。愛称の使用を呼びかけている空港利用促進懇話会の坂口清太郎会長(米子商工会議所会頭)は「愛称のある地方空港は多いが、米子鬼太郎空港のインパクトが一番強い」と知名度アップに自信を見せた。
式典には県や米子、境港両市などの関係者約40人が出席。坂口会長は「中海圏域が元気になれば名古屋便の存続、ソウル便の搭乗率向上、将来の東京便増便にもつながる」と述べた後、命名を宣言。高橋謙司・県企画部長は「機内アナウンスでも米子鬼太郎を広めてもらっています」と話した。
空港には、愛称を知らせるのぼり80本が立てられ、空港ビル2階には愛称の看板と懸垂幕が掲げられた。鬼太郎の着ぐるみも駆け付け、自分の名前が冠されたことを祝った。【小松原弘人】
4月27日朝刊
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●希望みつけた:基町小・世界なかよし教室/上 学び合い真の国際人に /広島
4月27日15時20分配信 毎日新聞
◇未来を照らす日本語学習
児童133人のうち約4割が中国など外国にルーツを持つ広島市立基町小(中区)。ここには日本語学習に重点を置いた「世界なかよし教室」があり、きめ細かい指導が行われている。人間らしく生きるうえで最も大切な「言語の獲得」に力を注ぐ教育現場を見つめた。【樋口岳大】
「ごはん、みそしる、はんばーぐ……」。絵を指でなぞり、口の形に気を配りながら、一文字一文字発音していく。1カ月前に中国東北部・黒龍江省から来たばかりの6年生、藤間優美さん。中国人の楊潔先生(40)がマンツーマンで教える。
校区はかつて、被爆者らがバラックを建てて住み「原爆スラム」とも呼ばれた。1968〜78年の再開発事業で市営、県営住宅が建設された。現在は約3000世帯が居住。高齢化が進み、帰国した中国残留孤児やその子孫、中国人らが増加している。
そうした中には、日本語学習の挫折から、授業についていけず、進路につまずく子もいる。中国東北部の農村から来た子、親だけが先に来日し祖父母に育てられた子、両親が離婚している子……。背景はさまざまだ。最悪の場合、非行につながることもあった。
同校に03年に赴任した佛圓弘修(ぶつえんひろのぶ)校長(54)は「かつては、言葉が通じにくい子どもがいじめを受けたり、『中国へ帰れ』とののしられ泣いて訴えることもあった」と明かす。
こうした状況の中、96年、専任教師による日本語教室が設置され、04年に「世界なかよし教室」と名付けた。現在、教諭3人と非常勤講師(週30時間勤務)2人が専任で日本語指導にあたる。広島市内の公立小中では最も手厚く、全国的に見ても充実した態勢だ。
基本は「取り出し指導」と「入り込み指導」。「取り出し」では、対象児童を別の教室に呼び、個々の理解度に合わせて日本語や教科を教える。マンツーマンかごく少人数での授業は、多い子で週12時間にもなる。「入り込み」は、専任教師が通常授業を受ける子どもに寄り添い、きちんと理解できているか、自己表現ができているかに気を配る。子どもたちは、より深く学ぶための「思考言語」を身に付けていく。
日本で生まれ育った児童も、外国から来た友人と接することで多くを学ぶ。「真の国際人になってほしい」。「世界なかよし教室」と命名したゆえんだ。
柔らかい日の当たる教室。藤間さんが分からない言葉を聞くと、楊先生はにこやかに中国語で返す。「母国への誇りを大切にしながら、日本への定住にも希望を持たせたい」。佛圓校長は言葉に力を込めた。
4月27日朝刊
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●オカフジ開花 南方熊楠ゆかりの木
4月26日17時1分配信 紀伊民報
【咲き始めた田中神社のオカフジ(和歌山県上富田町岡で)】
和歌山県上富田町岡、田中神社の境内で、南方熊楠ゆかりのオカフジが咲き始めた。地元住民によると、開花時期は例年より少し早く、月末には見ごろを迎える。
木の老齢化などで年々勢いは衰えてきているものの、今年もきれいな花をつけた。付近住民が散歩に立ち寄ったり、遠方から車で見物に訪れたりしている。
熊楠が境内の大木に「オカフジ」と命名し、それが広く知られるようになった。県指定の天然記念物。花は長く垂れ下がり、翼弁は濃い紫色だが、全体は白色に近い。幹の直径は太いもので30センチほどある。
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●百間川でふれあいフェスティバル開催 岡山・東川原
4月26日7時57分配信 産経新聞
岡山城下を流れる百間(ひゃっけん)川の自然に親しんでもらおうと25日、第13回百間川ふれあいフェスティバルが岡山市中区東川原の百間川緑地多目的広場で開催された。
国交省岡山河川工事事務所や岡山市、同市消防局、自衛隊岡山地方協力本部などでつくる同実行委員会が主催。会場ではブラスバンドの演奏や手品ショー、ホルモンうどんなどの出店もあり、にぎわった。
このほか、同市消防局のはしご車の体験搭乗コーナーや阪神大震災で活躍した自衛隊の災害救助器具の紹介、野外炊具車などの展示も行われ、子供版の自衛隊制服試着コーナーでは親子連れらが記念写真をとるなどしていた。
岡山市の男子小学生(11)は「自衛隊の四輪駆動車はかっこよかった」と話し、父親の会社員は「普段何気なく車で近くを通っているが、百間川の歴史と自然環境を改めて知ることができた」と話した。
百間川は岡山城下を旭川の氾濫(はんらん)から守り、新田開発に役立てようと江戸時代初期に岡山藩主の池田光政によって作られた人口河川。川幅が当初、百間(約180メートル)あったことから命名されたと伝えられる。
最終更新:4月26日7時57分
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●全国豊かな海づくり大会:キャラクター「ととリン」お披露目 /鳥取
4月25日15時4分配信 毎日新聞
来年秋に県内で開催される「第31回全国豊かな海づくり大会」のキャラクターが決まり、鳥取市賀露町の県立とっとり賀露かにっこ館でお披露目された。
全国から830点の応募があり、新潟県上越市の金津博さん(65)の作品に決定。頭は県の特産品・松葉ガニの形をしており、手には県魚ヒラメを持ち、鳥取をアピールしている。愛称は鳥取市立大正小5年、高田叶絵さん(10)が命名した「ととリン」。魚を示す言葉「とと」と海の「マリン」から取った。
大会は、海・河川の環境保全の意識を高めることを目的に、毎年、全国各地で開かれている。テーマは同市立中ノ郷中2年、植島悠さん(13)が応募した「つくろうよ みんなが笑顔に なれる海」に決まった。【加藤結花】
4月25日朝刊
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●よこはま動物園ズーラシア:オカピ形バス、愛称は「ズッピ」 /神奈川
4月25日11時0分配信 毎日新聞
よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)で24日、キリン科の希少動物「オカピ」をデザインしたオカピ形園内バスの運行が始まり=写真、運行開始式典で「ズッピ」の愛称が命名された。ズッピはズーラシアとオカピにちなんだ造語で、八つの候補から来園者投票で選んだ。山梨県甲州市の会社員、風間悟さん(37)は運行開始を知らずに訪れたといい、長女瑠奈ちゃん(6)は「すごい。絵がいっぱいあるのが楽しい」と車内一面に描かれた動物の絵に喜んでいた。
土日祝日に入園ゲートとオカピ展示場の間を1時間に3往復し、所要時間は片道3分。料金は中学生以上100円、小学生50円、未就学児無料。【杉埜水脈、写真も】
4月25日朝刊
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●【上州リポート】新種クジラの化石発見 研究支える愛好家の活動
4月24日7時56分配信 産経新聞
新属新種のヒゲクジラ類として今月16日、群馬県立自然史博物館(富岡市)が発表した化石は、高崎市の鏑(かぶら)川に眠っていた。“海なし県”の群馬だが、これまでにも貝や魚の化石が数多く出土。今回の発見者でみどり市職員の清水勝さん(41)ら、市民愛好家の活発な活動も研究を支えているといい、同館では「太平洋地域の生態系研究を、群馬から積極的に発信できれば」と話している。(時吉達也)
「ジョウモウクジラ」と命名された新属新種のヒゲクジラ類の化石を清水さんが発見したのは、平成14年春。2、3日前まで数日間雨が続いたことから、「川底が削られているはず」と午前2時に桐生市内の自宅を出発し、1時間半かけて鏑川に向かった。朝焼けの薄明かりに照らされた川底で、約5センチの突起物の周辺をバールで慎重に掘り進めると、長さ約75センチの骨などが徐々に姿を現したという。
清水さんが化石採集を始めたのは中学2年の春。近所の大人に連れられ訪れた宅地造成予定地区で、約1千万年前の地層からホタテ貝の化石を見つけたのがきっかけだった。以来、採集した化石は数万点に及ぶ。清水さんは「群馬に昔、広大な海が広がっていた。その驚きが採集活動の原点になった」と振り返る。
後期中新世の約1千万年前ごろまで、海面に覆われていたとされる群馬。現在とは全く違う地域の過去に想像力をかき立てられ、発掘作業にいそしむ県内の市民愛好家は少なくない。清水さんを含む15人が所属する同好会「群馬古生物研究会」では約20年にわたり、月2回の採取活動を続けている。
桐生市青少年野外活動センターが年1回行っている「親子化石採取」にも毎年定員を上回る応募が殺到するなど世代を問わず人気があり、同研究会の石原克彦会長は「少なくとも数百人を下らない愛好家が活動している」と話す。
その愛好家を魅了するのが多様な地層だ。県内には新生代の富岡層群・安中層群に加え、桐生市梅田町には約2億年以上前の古生代の地層が、神流町の旧中里村地区には中生代の地層があり、各時代のサンゴや貝、サメの歯などが出土。自然史博物館にも数百件に上る海洋生物の化石が提供されている。同館の木村敏之学芸員は「市民愛好家の活発な活動は非常に頼もしい」と話す。
同館では5月9日まで、ジョウモウクジラの化石の特別展示を開催(26日、5月6、7日は休館)。問い合わせは同館(電)0274・60・1200。
最終更新:4月24日7時56分
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●ラクテンチ:ケーブルカー、愛称決まる /大分
4月22日16時57分配信 毎日新聞
別府市の遊園地「ラクテンチ」が募集していたケーブルカーの愛称が決まった。イヌのケーブルカーは「ドリーム号」、ネコのケーブルカーは「メモリー号」。25日に名付け親3人を招待して命名式を開く。
「子どもたちの夢(ドリーム)を乗せ、お父さん、お母さんたちの思い出(メモリー)を運ぶ」との思いを込め、別府市の梶原清美さん(60)が名付けた。「ドリーム号」は、同市の末宗琴羽さん(6)と日田市の小野裕子さん(56)からも寄せられ、3人が名付け親となった。命名式では商品券や純銀製記念メダル、ペア入園券などが贈られる。
ケーブルカーは昨年7月のリニューアルオープンに合わせてネコやイヌの装飾が付けられ、子どもたちの人気を集めている。2月1日〜3月31日の愛称公募で、694通の応募があったという。【祝部幹雄】
4月22日朝刊
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