一言コラム集・相性占い編(11)
占い一言コラム集は遠山快空(陽陰姓名術「天使の占い」の生みの親であり、 遠山球希の師匠)の格言日記の中で述べている「一言居士」をピックアップしたものです。占いをする立場の者の姿勢や占いに対する考え方の基本的な考え方をストレートに述べています。 皆様方の何かの参考になればと思いここに記しました。
※いちげん-こじ 【《一言居士》】 何事によらず必ず何かひとこと言わなければ 気のすまない人。
占い一言コラム 相性占い編11
◆占ってみれば、その結果に人は一喜一憂することになる。中にはそれで納得する人もいるし、不満な人もいる。占うということは現状を認識することにもつながる。しかし、一番重要なことはその結果から次の方向性を見いだすことだ。占うことはそこに意味がある。 ◆ボタンの掛け違いということがある。多分それはものごとの出発の時に自分が見えてないからではないだろうか?自分が分からないまま相手に求めるだけ求めるようになってしまうと、それは無責任な要求に過ぎない。相性占いは相手をよく知るためのツールになる。 ◆世の中には、何でこんな人と一緒になってるの? というカップルがある。まあ、結婚してこんな相性になったんだからといえばそれまでだが、やっぱり気になる。「縁は異なもの味なもの」というが、人の縁は相性だけでは計り知れない人知を越えた世界が存在する。 ◆人にとって一番重要なことは、個人の運勢だと思いがちだが実はそうでもない。何が大切かというと、やっぱり関係性だ。だから相手とのどんな関係を結べばいいかということに気をつかうべきである。それによって運勢というものは変わってくるからだ。相性対策をしっかりとして、それが個人の運勢とどう関わるかを考える方がいい。 ◆人の話し声にもずっと聞いていたい人と、もう聞くのが嫌だという人とでてくる。だから、歌声にもやっぱり好き嫌いはあると思う。自分との波動がうまくマッチングするかどうかということは、とても重要な問題だ。その相対的な波形がうまく同期がとれれば、そこに自分の居場所が生まれるからだ。相性というのは、そういう相手とのつながり方と考えればいい。 ◆相性を観てみると、どうしてこういう人と結婚したり、こんな人と付き合うのだろうかということが意外と多いことに気がつく。それでも付き合い始めたたその時はそれが最高と思っているから、誰も二人の間には入れない。結局そこには二人の思想傾向が表れていることになる。というよりはどちらかに傾倒しているといった方がいいかもしれない。しかし時が経って共有する価値観が見えなくなったときは、小さな違いが大きな障害になる。性格もその一つだ。相手の能力もそうだ。そして愛情の不満が大きなきっかけで終わりがやってくる。 ◆相性というのは、相手とのリレーションシップということだ。だから、立場も状況も相手との影響を受けてどんどん変わっていく。そういう中で培われていくのが相性ということになる。一時的には合うときもあるし、合わないときも出てくる。それでも、相性があるというのは、そこに時間という座標軸があるからだ。相性も時の流れを見ることができなければならない。 ◆人には相性というのがあるのは誰でも感じているところである。知らない土地に行けば「水が合う」ということを考えるというのもその土地との相性である。それは自分と同じにおいというか、何かの共通の要素を感じることができるということでもある。だから似ているというのは、それだけで出会うことの因縁があるということになる。 ◆家族の相性というのは意外となおざりになっていることが多い。自分の恋人や老後で夫婦だけになってしまうと気になるものなのだが、家族という単位になってしまうと忙しさに意識が遠くなってしまうことになる。しかしロングテールで考えると家族の相性をしっかりと考えておくことこそ、みんながうまくいく秘訣といえるでしょう! ◆相性を見るというのは、その人の可能性を見ているということである。可能性というのは人のつながりの多様性から道をどう見つけるかということになる。そういう観点から相性というのは見るものである。ただ合うとか合わないということで片付けるような愚かなことはしない。
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