一言コラム集・相性占い編(7)
占い一言コラム集は遠山快空(陽陰姓名術「天使の占い」の生みの親であり、 遠山球希の師匠)の格言日記の中で述べている「一言居士」をピックアップしたものです。占いをする立場の者の姿勢や占いに対する考え方の基本的な考え方をストレートに述べています。 皆様方の何かの参考になればと思いここに記しました。
※いちげん-こじ 【《一言居士》】 何事によらず必ず何かひとこと言わなければ 気のすまない人。
占い一言コラム 相性占い編7
◆やる気を引き出すことに苦労をする上司は多いだろう!問題は、相手から好感を持たれていることが重要なのだが、どうしたらいいだろうと試行錯誤することで疲れてしまう。答えは簡単だ。その人の本当の性格を知って、相性を合わせた指導をすればいいのだ。相性占いをしてみれば、どんなことに関心があるかの傾向が分かる。 ◆自分と相性的に会う人間ばかり探そうとする人がいるが、そういう人は自分を成長させようとする意識が薄いのかも知れない。逆縁の仏という言葉がある。実は自分を成長させてくれる人というのは自分と最も合わない人ということなのだろう!そういう人は自分を見つめ直させてくれるきっかけを作ってくれるから自分が成長するのである。相性というのは合う人も合わない人も必要なのだ。 ◆相性占いというのは、結構大変だ。複雑になってから相談に来るからだ。そんなに糸が絡まってしまう前に、相談にきていれば打つ手があっただろうにと思うこともある。結局相性占いは、どちらかというとコーチングまがいになってしまうことが多い。 ◆夢というのはいい言葉だ。夢というのは今は現実ではないが何時かはそうなればいいなという希望だ。占うということはそういう夢の現実への一歩ということになる。相性占いをしてみれば、どうやって対応すべきかという小さな一歩が見つかるかも知れない。 ◆相性占いでは、本当は結婚後の相性を占った方が実利的なのに、どういうわけか今の自分と彼の相性は?などということが多い。刹那的ですぐに変わってしまう相対的な恋人との相性よりも、結婚という絶対的な枠組みでの相性の方がより人生を決める重要な相性なのに、そこに気がつかない人の心は?である。やっぱり「ルート2」なのだろうな! ◆人間っていうのは不思議なもので、調子のいい時っていうのは何も考えていないみたいなのです。だから、結婚する時っていうのはわざわざ「相性占い」を見てもらおうとは思わないのです。ところが結婚生活をしている中で、ちょっと都合が悪くなると、何だか自分たちの関係が悪いのは相性の性かな?なんて思うようになって、さかんに調べまくる。本当は先にちゃんと相性を見ておくのが「転ばぬ先の杖」なのにね! ◆「転ばぬ先の杖」とある。相性占いは、本当はそうあって欲しいのだが、実は転んでから相性を占って欲しいという人が意外にも多い。転ぶ前に申し込んでいただければ、もっと生き方が変わったのに!そういうことは沢山ある。人は「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の喩え通り、ちょっとよくなるとすぐに難しかったことは忘れてしまう。事前に相性占いで教訓を知っておくことは、千金の重みがあるのだ。 ◆ネット上で無料の相性占いサイトを見て、自分でもやってみた。案の定生年月日占いだ。結構いろいろなデータを出してくれている。しかし、自分にどれもあてはまりそうであてはまらないような気がする表現ばかりだ。何故だろうと考えてみた。言葉に命が宿っていないことに気がついた。コンピューターは「私」のことを考えてはくれていないのだ。 ◆相性占いをして何を見つけようとするのか?今の時だけの相性をうまくしたいというのであれば、それは止めた方がいい。何故かというと、刹那的に相性を良くしてもそれはむなしく破局するだけだ。もっと基本的な人間としてどんな人なのかを知ることが重要ではないか?そう考えればちゃんと親子関係から見ておかなければその人の姿は出てこないことになる。そこまで見て相性占いといえる。 ◆相性占いは、自分占いでもある。自分の付き合う相手を見れば、自分のレベルが自ずとわかるからだ。だから、相性占いでどうにもならないような男や女に未練を持っている人がいるが、自分のレベルを少し上げる努力をすれば、何であんな人に執着してたのか!と簡単になってしまうものだ。そういうこつをつかまえることは経験かも知れない。 ◆相性占いは、どんな霊がとりついているとか、相手が今自分のことをどう考えているとか、そういうことを観るものではない。冷静に考えれば当たり前のことなのだが、当事者には「藁にもすがる想い」があるから、相性占いでそういうことを要求するのだろう!本当はもっと本質的な問題を相性占いは判断するものなのだ。その時だけの「刹那」を知りたい人は、そういう願いに応えてくれる霊的な専門家がいるはずだ。 ◆相性占いをもっとうまく利用すればいいのになあと思う。世の中こういう事をうまく利用すれば、いらぬ努力をしないでちゃんとした人間関係を楽しく築けるのにと思うのである。妻の一言が夫の心を凍らせてしまうと言うことだってあるのだ。相性占いという情報をうまく活用するのも知恵というものではないか? ◆相性占いの中で、何でこの人が結婚したのだろう!という人がいる。そういうのを”ご縁”ということで片付けているのだが、実際はその時に、そのシチュエーションで、その人と自分の数字的な内容が一部分ぴったりと合ったということなのだ。だから時がたつとぴったりと合ったその感覚がだんだんなくなってくる。本当は結婚してから合うことを考える方が賢いのだ。 ◆相性占いの世界では、単なる占いの運命式だけでは鑑定することはほとんどできないと思う。もし、それだけで鑑定をしている人がいれば、それはちょっと問題だ。命名も相性もコンピューターで何でも占いをすることが流行っているが、それで判断することは馬鹿げている。複雑な人間の心理をプログラムできるはずがないではないか!運命式をベースにした心理的な解析ができないと、相手との相対的なつながりを求める相性占いは難しいはずだ。 ◆相性占いというのは、その人の価値観が大きく影響する。何故かというと、その人の運命式は、大きな滑走路のようなものだから、どの滑走路でどういう離陸の仕方を、どのような飛行機でするのかは、自分が決めることになるからだ。それが、運命式の運用の仕方になる。滑走路に合わせた飛び方をする必要があ るからだ。その辺を見ることができないと、相性は分からないことになる。
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