占い一言コラム 命名編2
◆命名は様々な人の思いが込められることになる。一番はもちろん両親だろう。でも、孫を思いやるおじいちゃんおばあちゃんの願いも無視はできない。しかし最も大切なことは、命名される本人の人生を考えてあげることなのだと思う。だからこそ社会情勢をよく知らなければならない。
◆命名は人の一生を決定するような要素を含んでいる。もちろん、命名することによって決定される運命式は、それ自体ですべてが決定されるわけではないが、大きな道をつけることには間違いない。そういう権利を親は持っていることに気が付くべきである。
◆命名では、子供の仕合わせだけを考えている人が多いが、そうではないと思う。親子のつながりや、しあわせを共有するという概念がなければ、たといよい運命式を持っていても、子供は育たない。
◆愛する人に幸せになって欲しい。その為になにをしてあげたらいいのだろう。誰でも考えることだ。どんなプレゼントがいいのだろうか?などと考えることも楽しいものだ。しかし、一番はその人の可能性をプレゼントすることだろう。素晴らしい言葉や、価値観の提供は無限の価値がある。赤ちゃんの名前は、それだけ
の価値があるのだ。
◆我が子の命名は、誰しも自分で考えてつけたいと思うはずだ。当然である。子供の名前は親が付けるべきだ。ところが、その名前を付けることが非常に難しいのだ。少しでも子供の運勢をよくしたいと、考えるからだ。運勢というのは、実は親がつけると、嫌な事だが”因縁”とも思えるほど、親子仲が悪くなるような名前を付けてしまうのだ。だからこそ、しっかりとした鑑定が必要になるのだ。
◆命名で迷われる人が多い。自分の子供だから当然といえばそうなのだが、一度命名を決めながら、迷いに迷ってこういうのはないかなどと、もう迷走列車のごとになった人がいる。命名は野球選手でいえば素質だ。その素質が花を咲かせるかどうかは監督如何による。親という監督の方が問題なのだ。命名と同時に親という監督業も学ばなくては、花は咲かすことができない。
◆親が子供に関わりを持てる最初のチャンスが「命名」なのである。だから、その命名にはことさら思い入れがあるのが普通なのだ。それを、いい加減に扱えば、やはり子供に対する責任や愛情がないと思われても仕方がない。そこでは、親子のつながりをしっかりと考えた命名が必要なことはいうまでもない。
◆命名や改名で一番嬉しいのは、喜びのお便りをメールでいただいたときである。人間というのは何かのきっかけさえあれば、自分を大きく変えることができるのだ。それが人間として生まれた特権なのだ。何故かというと、自己創造というパワーは人間だけが持つものだからだ。
◆「人はパンのみによって生きるにあらず」とは、バイブルに書かれている言葉だ。確かにその通りだろう!最初、人はパンを求めるが、最後に求めるのは「励ましや真実の言葉」だ。占いは人に「生きる心の糧」を与えているのだ。だからこそ、相性、命名、改名など占いは希望でなければならない。
◆命名ということを考えると、身の引き締まる思いがする。だから、一つ一つが真剣勝負だ。なぜならば、その名前の持つ運命式がその人の人生の大きな枠組みを造ってしまうからだ。そのお手伝いをしているかと思えば、神に祈らざるを得ない。
◆命名を甘く見てはいけない。自分を表現する最初の手段が名前なのだ。それによって、人は自分のイメージを形成する。だから、ちゃんと名前で相手を呼ぶことの方が正しいのだ。名前をしっかり呼ぶということを習慣にすることが、自分をアピールする最初の一歩だ。そうやって、運勢というのは呼び込むものだ。
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